@マダバ
週末に再びクリーンアップ・キャンペーンに参加してきました。前の週は環境隊員で企画・運営したキャンペーンをでしたが、今回はAhel Al Baladが実施するクリーンアップ・キャンペーンです。前回のキャンペーンでゴミ袋の提供や参加協力をしてもらった団体です。
Ahel Al Baladは、ヨルダンのNPOであるGBC(Jordan Green Building Council)のサポートを受け運営されており、市民を巻き込んだクリーンアップ・キャンペーンを月に2回ほどヨルダン各地で実施している団体です。約一年半前に始動した団体ですが、既にたくさんのボランティアが登録しキャンペーンへ参加しているそうです。
6名ほどのコアボランティアが中心になって運営し、継続的にキャンペーンに参加するボランティアも多いようで、今回会ったボランティアの中には20回以上参加しているという人もいました。ヨルダン国内はゴミのポイ捨てが多く環境美化に対する意識が低いように感じますが、中にはこの様なキャンペーンに積極的に参加する意識の高い人もいます。
そして今回のキャンペーン実施場所は、首都アンマンの南西部に位置し、キリスト教徒の多い地域マダバ。その郊外にありモーセ終焉の地として知られるネボ山に近い山道のゴミ拾いを行ないました。ここにはモーセが杖を打つと水が湧き出たという伝説のある泉アインムーサがあり、とても風光明媚な場所です。
正午過ぎから約一時間、20名ほどの参加者と共に山道を下りながらゴミを拾いました。人気の無い山道でしたが意外とゴミがたくさんでゴミ袋がすぐに一杯に。その後、麓に住む農家さんのお宅でお茶やお菓子を頂き、最後に集合写真を撮って解散という流れでした。また休日の土曜日に実施ということもあり、家族連れや会社員など様々な人が参加していて、そういった方々と楽しく交流することもできました。また機会があれば参加して人間関係を広げていきたいと思います。
そして何より、この様なキャンペーンを通してヨルダン国内に環境意識やコミュニティーが広がって行けばと思います。また、自分たちの環境教育の活動とこういった団体の活動をうまく連携させることができれば相乗効果もあり、お互いにWIN-WINなものになると思います。今後、様々な草の根団体との繋がりの構築にも力を入れていきたいと思います。
人生の足跡を記録しています:【Chapter 1】青年海外協力隊として中東のヨルダンへ【Chapter 2】平和構築を学ぶため国連平和大学プログラムに参加【Chapter 3】写真家として海外取材の旅へ【Chapter 4】東京を拠点にフリーランス生活【Chapter 5】海外半移住を画策中・・・
2015年12月28日月曜日
2015年12月23日水曜日
国連平和大学という選択
青年海外協力隊としてヨルダンに来て、もうすぐ折り返しの一年。そろそろ協力隊後の進路を考え準備していく時期に差し掛かりました。そして今、進路の一つとして検討しているのが国連平和大学(University for PEACE)への進学です。この大学の目指しているのは「平和構築に関わる人材の育成」で、キャンパスは中南米の国コスタリカにあります。
The vision of the University for Peace is to be a forward-thinking, transformational and inspirational educational institution dedicated to the goals of quality teaching, research and service for serving humanity in building a peaceful world. (国連平和大学ホームページより抜粋)
自分自身、紛争解決や平和構築の分野に関心があり、青年海外協力隊において任地の第一志望を中東のヨルダンにした理由もこれに起因します。そして将来的にその分野に進んで行きたいとも考えています。その為、この大学で学んで修士を取ろうという選択肢も考えているわけです。
そもそも、日本国外にいくつもある平和構築を学ぶ大学の中でなぜこの大学なのかと言うと、「ASIAN PEACEBUILDERS SCHOLARSHIP」というアジア人向けの奨学金制度があるからです。これは日本財団が出資しているもので資格を得られれば学費などを全額支給してもらえ、なおかつ入学前に数ヶ月間フィリピンの語学学校で英語の訓練を受けることができる制度もあります。
JICA関係者の中にこの大学を卒業した人もいて、話を聞くところによると青年海外協力隊経験者は比較的行きやすいそうです。自身の経済状況や英語力、キャリアなどを考慮した上で、平和学を学ぶのであればこの大学が最も有力なのではないかと思います。
また、奨学金や入学の手続きにあたり、卒業証明書や履歴書など各種提出書類を準備することはもちろんのこと、それにあわせてTOEFLテストのスコアが必要です。このテストはTOEICテストと違って、専門的な内容を扱っているテストで、かつリーディングやリスニングに加え、スピーキングとライディングと4技能全てを測るテストなので難易度も高いです。
自分自身、学生時代に一生懸命英語を勉強したのですが、その割りに話せません。その為、英語力の向上がある意味一番難問です。しかし将来的に必要となってくるスキルなので地道にがんばっていきたいと思います。
2015年12月20日日曜日
ゴミ拾いキャンペーン × 国際交流
@ダウンタウン
天気の良い土曜日の朝、1サークルからダウンタウンに抜けるレインボー通りで環境教育隊員主催のゴミ拾いイベントを開催しました。
以前いた先輩隊員が組織した環境イベントチーム(Jordan Zbala Ranger)の活動を引き継いだ形での実施です。イベント告知の段階で日本語教育ボランティアに大学生などに対して宣伝してもらい、自分たちでもその他JICAボランティアやNGOスタッフなどに宣伝するなどして総勢23名と多くの方に参加してもらうことができました。
またその過程で、現地の環境イベントチーム(Ahel Al Balad)にも協力してもらえることになり、生分解性で環境にやさしいゴミ袋を提供してもらうことができました。残念ながら当日はスタッフ一人だけの参加でしたが今後も何からの形で共同していけたらと思います。
そしてイベント当日、10時に1サークルに集合し自己紹介。その後一時間程レインボー通り周辺の清掃活動を4チームに分かれて行いました。ここレインボー通りは観光地でお土産やカフェなどが立ち並ぶお洒落な通りということもあり、普段から清掃員の数も多くゴミは少なめです。しかし、少し通りを外れると意外とゴミがたくさん。一時間で想像以上にたくさんのゴミを回収しました。
その後は、参加者の方々と近くのレストランで昼食をしながら交流をし楽しみました。ただゴミを拾うだけの活動ではなく、そこに国際交流という要素が加わった楽しいイベントになったかと思います。今後も以下のコンセプトを軸に環境隊員3人で協力して活動を行っていきたいと思います。
・清掃活動を通した環境意識の向上と啓発
・国際交流と新しい人間関係の構築
・環境にやさしいコミュニティーの拡大
天気の良い土曜日の朝、1サークルからダウンタウンに抜けるレインボー通りで環境教育隊員主催のゴミ拾いイベントを開催しました。
以前いた先輩隊員が組織した環境イベントチーム(Jordan Zbala Ranger)の活動を引き継いだ形での実施です。イベント告知の段階で日本語教育ボランティアに大学生などに対して宣伝してもらい、自分たちでもその他JICAボランティアやNGOスタッフなどに宣伝するなどして総勢23名と多くの方に参加してもらうことができました。
またその過程で、現地の環境イベントチーム(Ahel Al Balad)にも協力してもらえることになり、生分解性で環境にやさしいゴミ袋を提供してもらうことができました。残念ながら当日はスタッフ一人だけの参加でしたが今後も何からの形で共同していけたらと思います。
そしてイベント当日、10時に1サークルに集合し自己紹介。その後一時間程レインボー通り周辺の清掃活動を4チームに分かれて行いました。ここレインボー通りは観光地でお土産やカフェなどが立ち並ぶお洒落な通りということもあり、普段から清掃員の数も多くゴミは少なめです。しかし、少し通りを外れると意外とゴミがたくさん。一時間で想像以上にたくさんのゴミを回収しました。
その後は、参加者の方々と近くのレストランで昼食をしながら交流をし楽しみました。ただゴミを拾うだけの活動ではなく、そこに国際交流という要素が加わった楽しいイベントになったかと思います。今後も以下のコンセプトを軸に環境隊員3人で協力して活動を行っていきたいと思います。
・国際交流と新しい人間関係の構築
・環境にやさしいコミュニティーの拡大
2015年12月14日月曜日
騙し取られた10JD
@ジャバル・ターリク
職場である教育局からの帰り道、間抜けにもタクシードライバーに10JDを騙し取られてしまいました。タクシーを利用したわけではなく、歩いて帰っていた時にです。その経緯は・・・
教育局から自宅までの距離は徒歩で1時間ほどなのですが、最近は気候も暑くないため歩いて帰ることも多く、その日も歩いて帰っていました。そして、もうすぐ自宅に到着するというところで流しのタクシードライバーに話しかけられました。どうやら細かいお金を両替して欲しいとのことで、仕方が無いので10JD札を2枚計20JDを交換してあげようと渡しました。
その後、両替の20JDを要求すると突然、「これはアッラーの為のお金だから渡せない!(そんな雰囲気のこと)」と意味不明なことを言いはじめました。さすがの意味不明さ加減に腹が立ったので「全部返せ!」と言ったのですが、それでもそのドライバーはまた同じようなこと言って拒み続けるので言い合いになりました。その間になんとか10JDは回収したのですが、もう10JDはそのまま車で持ち逃げされる羽目に。
本当に運が悪い。というか安易に両替してあげようとしたのが間違いでした。徒歩対タクシーでは逃げられる可能性が高いということを考慮して、この状況で善意を示すべきではなかったと悔やまれます。ヨルダンに来てもうすぐ一年、この国での生活にもだいぶ慣れたということもあり、気の緩みが招いた失敗でもあります。もう一度、安全管理などに気を引き締める必要性があると感じた一日でした。
職場である教育局からの帰り道、間抜けにもタクシードライバーに10JDを騙し取られてしまいました。タクシーを利用したわけではなく、歩いて帰っていた時にです。その経緯は・・・
教育局から自宅までの距離は徒歩で1時間ほどなのですが、最近は気候も暑くないため歩いて帰ることも多く、その日も歩いて帰っていました。そして、もうすぐ自宅に到着するというところで流しのタクシードライバーに話しかけられました。どうやら細かいお金を両替して欲しいとのことで、仕方が無いので10JD札を2枚計20JDを交換してあげようと渡しました。
その後、両替の20JDを要求すると突然、「これはアッラーの為のお金だから渡せない!(そんな雰囲気のこと)」と意味不明なことを言いはじめました。さすがの意味不明さ加減に腹が立ったので「全部返せ!」と言ったのですが、それでもそのドライバーはまた同じようなこと言って拒み続けるので言い合いになりました。その間になんとか10JDは回収したのですが、もう10JDはそのまま車で持ち逃げされる羽目に。
本当に運が悪い。というか安易に両替してあげようとしたのが間違いでした。徒歩対タクシーでは逃げられる可能性が高いということを考慮して、この状況で善意を示すべきではなかったと悔やまれます。ヨルダンに来てもうすぐ一年、この国での生活にもだいぶ慣れたということもあり、気の緩みが招いた失敗でもあります。もう一度、安全管理などに気を引き締める必要性があると感じた一日でした。
2015年12月9日水曜日
国民食マンサフ
@ゴール・マズラー
ヨルダンにおいて代表的な伝統料理といえばマンサフ。アラブ家庭のほとんどが普段の夕食や客人が来たときのおもてなしにこの料理をふるまいます。個人的にも時々、大家さんや友人のお宅にお邪魔した際に食べさせてもらうことがあり、好きなアラブ料理のひとつです。
調理方法は、ジャミード(発酵させて乾燥させたヨーグルト製品)のスープと米を混ぜ、独特の香辛料で味付けします。その後大きなお皿に盛り付け、上に羊肉もしくは鶏肉を豪快に乗せ、ピーナッツなどを飾り付けします。食べ方はジャミードのスープをお好みでかけ、伝統的には手で握って熱を冷ましながら食べるそうです。
ちなみに、この料理に使われるジャミードには独特の風味があり、好き嫌いが分かれるところではあります。そしてアラブ人は料理を家族のために時間をかけて丹念に作るので、食べるならレストランより家庭料理が断然おいしいくおすすめです。機会があれば是非。
ヨルダンにおいて代表的な伝統料理といえばマンサフ。アラブ家庭のほとんどが普段の夕食や客人が来たときのおもてなしにこの料理をふるまいます。個人的にも時々、大家さんや友人のお宅にお邪魔した際に食べさせてもらうことがあり、好きなアラブ料理のひとつです。
調理方法は、ジャミード(発酵させて乾燥させたヨーグルト製品)のスープと米を混ぜ、独特の香辛料で味付けします。その後大きなお皿に盛り付け、上に羊肉もしくは鶏肉を豪快に乗せ、ピーナッツなどを飾り付けします。食べ方はジャミードのスープをお好みでかけ、伝統的には手で握って熱を冷ましながら食べるそうです。
ちなみに、この料理に使われるジャミードには独特の風味があり、好き嫌いが分かれるところではあります。そしてアラブ人は料理を家族のために時間をかけて丹念に作るので、食べるならレストランより家庭料理が断然おいしいくおすすめです。機会があれば是非。
2015年12月4日金曜日
アカバマラソン
@ゴール地点(レボリューション・プラザ)
12月4日、週末の金曜日にヨルダンの4大マラソン大会の一つ、アカバマラソンに参加しました。これまでに4月に死海マラソン、10月にアンマンマラソンに参加し今回で3回目。レースは、5km、10km、21kmあり、前回のアンマンマラソンと同じくハーフの21kmに出場しました。
開催場所はヨルダン最南端の都市アカバ。首都アンマンからジェットバス(大型高速バス)を利用して5時間程で、ヨルダンにおいて唯一海に面した地域です。気温はヨルダン北部よりかなり暖かく、リゾート地ということもあり観光客が多く、開発が進んでいて他の地域とは雰囲気がかなり違います。紅海を隔ててかなり近くにイスラエルやエジプトを望むことができ、夜間はイスラエルの明々とした光が見えます。
大会当日、21kmレースは7時にスタートしました。早朝はかなり冷え込み体も冷え切っていたので完走できるか不安でしたが、終盤に足が痛くなりながらもなんとか完走し、なおかつタイムも2時間をきることができました。コースはインターコンチネンタルホテル前をスタートし街中から郊外へ抜け、最後にアエラ(アカバマラソンのスポンサー企業)の敷地内を走って海辺のレボリューションプラザにゴール。景色が変わっていくので飽きずに走れました。
しかしながら、マラソン大会に参加しただけでほとんどアカバ観光ができなかったのが残念。次回はもっと満喫したいと思います。こちなみに、ここでは多くのダイバーが憧れる紅海をダイビングでき、自身も日本でダイビングのアドバンスライセンスを取得してきたので次の機会に是非潜ってみたいと思います。
12月4日、週末の金曜日にヨルダンの4大マラソン大会の一つ、アカバマラソンに参加しました。これまでに4月に死海マラソン、10月にアンマンマラソンに参加し今回で3回目。レースは、5km、10km、21kmあり、前回のアンマンマラソンと同じくハーフの21kmに出場しました。
開催場所はヨルダン最南端の都市アカバ。首都アンマンからジェットバス(大型高速バス)を利用して5時間程で、ヨルダンにおいて唯一海に面した地域です。気温はヨルダン北部よりかなり暖かく、リゾート地ということもあり観光客が多く、開発が進んでいて他の地域とは雰囲気がかなり違います。紅海を隔ててかなり近くにイスラエルやエジプトを望むことができ、夜間はイスラエルの明々とした光が見えます。
大会当日、21kmレースは7時にスタートしました。早朝はかなり冷え込み体も冷え切っていたので完走できるか不安でしたが、終盤に足が痛くなりながらもなんとか完走し、なおかつタイムも2時間をきることができました。コースはインターコンチネンタルホテル前をスタートし街中から郊外へ抜け、最後にアエラ(アカバマラソンのスポンサー企業)の敷地内を走って海辺のレボリューションプラザにゴール。景色が変わっていくので飽きずに走れました。
しかしながら、マラソン大会に参加しただけでほとんどアカバ観光ができなかったのが残念。次回はもっと満喫したいと思います。こちなみに、ここでは多くのダイバーが憧れる紅海をダイビングでき、自身も日本でダイビングのアドバンスライセンスを取得してきたので次の機会に是非潜ってみたいと思います。
2015年11月25日水曜日
水タバコ、アルギーレ
@ダウンタウン
ヨルダンを始としたアラブ圏を訪れると良く目にするのが水タバコ(名称:シーシャ、アルギーレ)。日本ではほとんどなじみが無いですが、ここヨルダンには水タバコの販売店カフェがたくさんあり、喫煙している人をよく見かけます。
吸い方としては、アルギーレ下部のガラスボトルに水を入れ、頭頂部にフレーバー(香り付けされた葉っぱ)を設置、その上に炭を乗せフレーバーを暖めるとそれが気化します。それを本体に繋いだホースから吸引し、ボトルの水をくぐらせて喫煙すると言う仕組みです。リンゴやミント、チェリーなど様々なフレーバーがあり香りの違いを楽しめます。
しかしながら、タバコのように煙をフィルターに通すのではなく、水をくぐらせるだけなので毒性はタバコより強いらしいです。なおかつフレーバーがあるので吸いやすく、長時間吸い続けるものなので吸いすぎには注意する必要があります。たまに吸うくらいに留めておくのが良さそうです。
ヨルダンを始としたアラブ圏を訪れると良く目にするのが水タバコ(名称:シーシャ、アルギーレ)。日本ではほとんどなじみが無いですが、ここヨルダンには水タバコの販売店カフェがたくさんあり、喫煙している人をよく見かけます。
吸い方としては、アルギーレ下部のガラスボトルに水を入れ、頭頂部にフレーバー(香り付けされた葉っぱ)を設置、その上に炭を乗せフレーバーを暖めるとそれが気化します。それを本体に繋いだホースから吸引し、ボトルの水をくぐらせて喫煙すると言う仕組みです。リンゴやミント、チェリーなど様々なフレーバーがあり香りの違いを楽しめます。
しかしながら、タバコのように煙をフィルターに通すのではなく、水をくぐらせるだけなので毒性はタバコより強いらしいです。なおかつフレーバーがあるので吸いやすく、長時間吸い続けるものなので吸いすぎには注意する必要があります。たまに吸うくらいに留めておくのが良さそうです。
2015年11月17日火曜日
ホームステイ再び
@ゴール・マズラー
雨が多く気温もグッと下がり寒くなってきた11月。ヨルダン南部地域のゴール・マズラーへ一泊二日のホームステイをしてきました。ここはヨルダンに派遣されて最初の一ヶ月間の研修中に文化理解のために二泊三日のホームステイした場所です。
その時は、同期隊員それぞれがいくつかの現地アラブ人家庭に分かれてお世話になりました。当時は語学も全然ままならなずコミュニケーションに苦心し大変でしたが、日本とは全く違う異文化に触れてとても刺激的だった記憶があります。
それから約10ヶ月経ち、当時お世話になった家庭に再びお邪魔してきました。もう少し早い時期に行こうと思っていたのですが、この地域は南部の死海周辺にあり標高が海抜以下400mと非常に低いこともあって夏場は灼熱の暑さになります。その為、暑さが和らぐ11月頃にしました。
首都アンマンとゴール地域(マズラー、ハディーサ、サーフィ)の標高差は1200mあり、今のアンマンは上着がないと寒いくらいですが、ゴール地域は朝晩は冷え込みますが日中は半袖でも過ごせるくらいの気温です。ちなみにハエにとっては今が適温なのか大量発生していました。
また農場がたくさんありトマトやきゅうりなど野菜の出荷が盛んです。高台から農場や死海越しにイスラエルを望める景色はきれいで、石造りの建物が立ち並ぶ街は閑静でのどかです。外国人が中東、ヨルダンと聞いてイメージする風景が広がっています。またお節介で親切な人が多く、強い日差しの為か褐色の肌の人がほとんどです。
そんなゴールでホームステイ家族に再会したのですが、10ヶ月ぶりということもありいろいろ変化がありました。兄弟が結婚し自宅の隣に新居を構え、また当の自宅も新しくするとのことで死海が見渡せる高台に新居が建設中でした。一年後には完成して引っ越すそうなのでその時期にまた訪れたいと思います。
この一泊二日では、友人宅に連れて行ってくれたり、アラブの国民食であるマンサフを作ってくれました。アラブの家庭料理は家族のために手間隙かけて作っているのでレストランで食べるものよりおいしいです。他にも農場に水を供給する為の水路を見せてくれたり、地域で環境活動を行っているNGOであるAl Numeira Environmental Associationに連れて行ってくれたり、前回とはまた違ったところを案内してくれ、新しい発見がありました。
普段は首都アンマンに次ぐザルカという工業都市に住んでいて、自然豊かな田舎の暮らしとは無縁なので今回のホームステイは良いリフレッシュになりました。また是非訪れたいと思います。
それにしても、以前より中東に関してなかなか良いニュースを耳にしません。その為、あまり中東になじみが無い人は悪いイメージを持ちがちです。しかしながら実際に訪れてみるとニュースやインターネットでは知りえない良いところもたくさんあります。ヨルダンは政情も安定していて遺跡など観光資源も豊富なので、是非一度訪れてみてはと思います。百聞は一見にしかず。
雨が多く気温もグッと下がり寒くなってきた11月。ヨルダン南部地域のゴール・マズラーへ一泊二日のホームステイをしてきました。ここはヨルダンに派遣されて最初の一ヶ月間の研修中に文化理解のために二泊三日のホームステイした場所です。
その時は、同期隊員それぞれがいくつかの現地アラブ人家庭に分かれてお世話になりました。当時は語学も全然ままならなずコミュニケーションに苦心し大変でしたが、日本とは全く違う異文化に触れてとても刺激的だった記憶があります。
それから約10ヶ月経ち、当時お世話になった家庭に再びお邪魔してきました。もう少し早い時期に行こうと思っていたのですが、この地域は南部の死海周辺にあり標高が海抜以下400mと非常に低いこともあって夏場は灼熱の暑さになります。その為、暑さが和らぐ11月頃にしました。
首都アンマンとゴール地域(マズラー、ハディーサ、サーフィ)の標高差は1200mあり、今のアンマンは上着がないと寒いくらいですが、ゴール地域は朝晩は冷え込みますが日中は半袖でも過ごせるくらいの気温です。ちなみにハエにとっては今が適温なのか大量発生していました。
また農場がたくさんありトマトやきゅうりなど野菜の出荷が盛んです。高台から農場や死海越しにイスラエルを望める景色はきれいで、石造りの建物が立ち並ぶ街は閑静でのどかです。外国人が中東、ヨルダンと聞いてイメージする風景が広がっています。またお節介で親切な人が多く、強い日差しの為か褐色の肌の人がほとんどです。
そんなゴールでホームステイ家族に再会したのですが、10ヶ月ぶりということもありいろいろ変化がありました。兄弟が結婚し自宅の隣に新居を構え、また当の自宅も新しくするとのことで死海が見渡せる高台に新居が建設中でした。一年後には完成して引っ越すそうなのでその時期にまた訪れたいと思います。
この一泊二日では、友人宅に連れて行ってくれたり、アラブの国民食であるマンサフを作ってくれました。アラブの家庭料理は家族のために手間隙かけて作っているのでレストランで食べるものよりおいしいです。他にも農場に水を供給する為の水路を見せてくれたり、地域で環境活動を行っているNGOであるAl Numeira Environmental Associationに連れて行ってくれたり、前回とはまた違ったところを案内してくれ、新しい発見がありました。
普段は首都アンマンに次ぐザルカという工業都市に住んでいて、自然豊かな田舎の暮らしとは無縁なので今回のホームステイは良いリフレッシュになりました。また是非訪れたいと思います。
それにしても、以前より中東に関してなかなか良いニュースを耳にしません。その為、あまり中東になじみが無い人は悪いイメージを持ちがちです。しかしながら実際に訪れてみるとニュースやインターネットでは知りえない良いところもたくさんあります。ヨルダンは政情も安定していて遺跡など観光資源も豊富なので、是非一度訪れてみてはと思います。百聞は一見にしかず。
2015年11月11日水曜日
2分の習慣が行動を変える
ヨルダンに来て10ヶ月、協力隊後に海外で仕事をすることを視野に入れて最近英語学習を始めました。その一環でたまに TED Talks を視聴するのですが、たまたま見かけたプレゼンテーションが個人的にとても印象に残ったので紹介します。テーマは・・・
Your Body Language Shapes Who You Are | Amy Cuddy
(ボディーランゲージがあなたを形作る。)
協力隊として異なる言葉や文化の中で生活する中で、コミュニケーション手法としてのボディーランゲージの重要性を日々実感するのですが、それがどの様に自己形成に関わるのでしょうか。ここでは、誰もが認識しているであろう心が体に与える影響、その反対の態度や姿勢が精神やそれに伴う行動に与える影響について社会心理学者の実体験や実験に基づいて述べられています。
そして結論として言えることは、
できるフリをし続けることで、その内にできるようになる。
できる自信がないことをできるフリをして実践することは一見自分自身を偽っているように感じてしまうと思います。しかしながら、そのように堂々と振舞うことで支配性ホルモンであるテストステロンが上昇し、ストレス性ホルモンであるコルチゾールが低下します。つまりはポジティブな精神状態になり、ストレス耐性がつくことで実際にできるようになるということです。
その為の小さなステップとして、
何かストレスを感じることに挑む時、その前に2分間だけ力強いポーズをとる。
ただこれだけのことを毎回行うこと、小さなことを習慣化し継続することが最終的に大きな変化をもたらします。そして、 Fake it 'till you become it. フリが本当に自分のものになるまで続けることが重要です。
できるフリをし続けることで、その内にできるようになる。
できる自信がないことをできるフリをして実践することは一見自分自身を偽っているように感じてしまうと思います。しかしながら、そのように堂々と振舞うことで支配性ホルモンであるテストステロンが上昇し、ストレス性ホルモンであるコルチゾールが低下します。つまりはポジティブな精神状態になり、ストレス耐性がつくことで実際にできるようになるということです。
その為の小さなステップとして、
何かストレスを感じることに挑む時、その前に2分間だけ力強いポーズをとる。
ただこれだけのことを毎回行うこと、小さなことを習慣化し継続することが最終的に大きな変化をもたらします。そして、 Fake it 'till you become it. フリが本当に自分のものになるまで続けることが重要です。
これは自分にとっては大きな気づきです。ただの精神論ではなく研究によって根拠が裏打ちされていて説得力があります。誰しも様々な場面でストレスを感じ自信を喪失したり、精神的に萎縮してしまったりすることがあると思います。その為、この小さなステップはそういった状況を改善するために役立つと思います。
最後に
Our bodies change our minds
...and our minds change our behavior
...and our behavior changes our outcomes.
最後に
Our bodies change our minds
...and our minds change our behavior
...and our behavior changes our outcomes.
体が心に影響を及ぼし
・・・心が行動に影響を及ぼし
・・・行動が結果に影響を及ぼす。
・・・心が行動に影響を及ぼし
・・・行動が結果に影響を及ぼす。
2015年11月3日火曜日
教育局配属のジレンマ
@ザルカ教育局活動課
環境隊員の活動は主に学校を巡回して環境についての授業をするというものである為、学校を管轄している教育局に配属されます。そして自分が配属されているのはザルカ第2教育局の活動課。実際に活動する学校にではなく、教育局に配属されていることで頭を悩ませる問題があります。
それは何かというと、活動課の職員が自身のカウンターパート(CP:国際協力の場において、現地で受け入れを担当する機関や人物)になるわけなんですが、学校からの書類の手続きを始とした事務仕事が主になっていて、当然のことながら学校で授業を行なう立場にはありません。その為、一緒に活動を行うことができずなかなか十分なサポートを得られないという問題があります。
また、この様に自身の仕事とCPの仕事が別なので、サポートしてもらおうとすれば必然的にCPの仕事を増やす形になってしまう為、ものを頼みづらい状況が生まれてしまいます。CPにお願いしてやってもらうことと言っても、学校からの環境教育の要請があった時のスケジュール管理やイベント実施するうえでの各校への要請書の作成などに留まってしまうのが現状です。
この様な状況にある為、いつも活動を実施する段階で行き詰ってしまうことも多々ありまます。前学期は学校からの活動要請が多く頻繁に学校巡回をしていたのですが今学期になって激減。CPも忙しく外回りも多くなかなか自身の活動について相談したりするタイミングがありません。
その為、教育局に出勤したものの勤務時間の8時から15時までやることが無く一日をどうやり過ごすかでよく頭を悩ませるのですが、人間やっぱり慣れるものでうまく乗り切れるようになります。(そこをうまくなっても仕方が無いですが・・・) 出勤してひとまず職員の人たちと挨拶をし雑談、しばらくするとパソコンを開いてメールチェックに返信、環境教育の資料作りや情報収集、業務外の活動の準備、ちょっと息抜きにネットサーフィンなどなど、生産性があるようで無いような。
この様に最近なかなか困った状況になっています。今までとは状況が変わってしまっているので打開していかなければなりません。その為に必要なことは、まずは何とかして学校巡回に行き、そこで先生とのコネクションを密にし継続的に巡回に行けるようにすることです。
CPが忙しくて時間が取れない為、当たり障りの無い範囲で独自に活動のネットワークを作っていかなければなりません。CPには無理の無い範囲で必要な事務処理やマネジメントをしてもらう程度に留めるようにして、主に学校の先生と協同するといったやり方にシフトしていきたいと思います。その為にまずは自分から積極的に働きかけをしていく必要があります。12月になると学校がテスト期間に入って巡回できなくなる恐れがあるのでこの11月が勝負です。
環境隊員の活動は主に学校を巡回して環境についての授業をするというものである為、学校を管轄している教育局に配属されます。そして自分が配属されているのはザルカ第2教育局の活動課。実際に活動する学校にではなく、教育局に配属されていることで頭を悩ませる問題があります。
それは何かというと、活動課の職員が自身のカウンターパート(CP:国際協力の場において、現地で受け入れを担当する機関や人物)になるわけなんですが、学校からの書類の手続きを始とした事務仕事が主になっていて、当然のことながら学校で授業を行なう立場にはありません。その為、一緒に活動を行うことができずなかなか十分なサポートを得られないという問題があります。
また、この様に自身の仕事とCPの仕事が別なので、サポートしてもらおうとすれば必然的にCPの仕事を増やす形になってしまう為、ものを頼みづらい状況が生まれてしまいます。CPにお願いしてやってもらうことと言っても、学校からの環境教育の要請があった時のスケジュール管理やイベント実施するうえでの各校への要請書の作成などに留まってしまうのが現状です。
この様な状況にある為、いつも活動を実施する段階で行き詰ってしまうことも多々ありまます。前学期は学校からの活動要請が多く頻繁に学校巡回をしていたのですが今学期になって激減。CPも忙しく外回りも多くなかなか自身の活動について相談したりするタイミングがありません。
その為、教育局に出勤したものの勤務時間の8時から15時までやることが無く一日をどうやり過ごすかでよく頭を悩ませるのですが、人間やっぱり慣れるものでうまく乗り切れるようになります。(そこをうまくなっても仕方が無いですが・・・) 出勤してひとまず職員の人たちと挨拶をし雑談、しばらくするとパソコンを開いてメールチェックに返信、環境教育の資料作りや情報収集、業務外の活動の準備、ちょっと息抜きにネットサーフィンなどなど、生産性があるようで無いような。
この様に最近なかなか困った状況になっています。今までとは状況が変わってしまっているので打開していかなければなりません。その為に必要なことは、まずは何とかして学校巡回に行き、そこで先生とのコネクションを密にし継続的に巡回に行けるようにすることです。
CPが忙しくて時間が取れない為、当たり障りの無い範囲で独自に活動のネットワークを作っていかなければなりません。CPには無理の無い範囲で必要な事務処理やマネジメントをしてもらう程度に留めるようにして、主に学校の先生と協同するといったやり方にシフトしていきたいと思います。その為にまずは自分から積極的に働きかけをしていく必要があります。12月になると学校がテスト期間に入って巡回できなくなる恐れがあるのでこの11月が勝負です。
2015年10月31日土曜日
ヨルダン渓谷とぺラ遺跡
@ぺラ遺跡
ジェラシュやウンムカイスなどのローマ遺跡に比べ知名度は低く、アクセスもそれほど良くないですが自然豊かな場所で、山の上からは遠くにパレスチナを眺めることができ、山頂にはお酒を飲める施設もあるそうです。今回は数名の隊員と地元の人たちと一緒に訪れ観光やバーベキューを楽しみました。こういった楽しみ方ができるのは地域に根ざした活動をしている協力隊ならでは。これからも現地の人々と積極的に交流していきたいと思います。
2015年10月25日日曜日
久々の雨模様
@ジャバル・ターリク
最近ヨルダンは雨模様。晴天の日がほとんどのヨルダンですが、10月を過ぎた頃から曇ったり雨がぱらついたりと時折不安定な天候になります。そして今日は久々の大雨、教育局でいつもながらに手持ち無沙汰な時間を過ごしていると外が暗くなり雷鳴が轟きどっと集中豪雨に。日本でならそこまで問題にならない大雨もここでは軽く洪水になります。
ヨルダンは道路などの水はけ悪いようで雨が降ると行き場を失った雨水が道路上を流れて川のようになります。その為雨の日の外出は一苦労、水溜りや流れを避けながら進まなければ足元がびしょびしょに。雨水対策にインフラ整備の必要性を感じますが、基本的には雨が降らない気候なのでそこまで気にならないのでしょうか。とりあえずこの季節は雨が多いのでは長靴が必要です。
2015年10月20日火曜日
イスラムの六信五行
@ジャバル・ターリク
イスラムを理解するうえで非常に重要となるのが六信五行です。ヨルダンでの生活も10ヶ月近く経ちました。そして日々の生活の中で当然のことながら様々なムスリム(イスラム教徒)と接するわけですが、改めて思うのはこの六信五行への理解の大切さです。
これらをある程度理解していないと、知らず知らずにムスリムの人たちに失礼な言動をとって不愉快な思いをさせてしまいかねません。そこで自身の再認識の為、これからムスリムと接する機会のある人たちの参考に六信五行について書いてみました。
イスラムを理解するうえで非常に重要となるのが六信五行です。ヨルダンでの生活も10ヶ月近く経ちました。そして日々の生活の中で当然のことながら様々なムスリム(イスラム教徒)と接するわけですが、改めて思うのはこの六信五行への理解の大切さです。
これらをある程度理解していないと、知らず知らずにムスリムの人たちに失礼な言動をとって不愉快な思いをさせてしまいかねません。そこで自身の再認識の為、これからムスリムと接する機会のある人たちの参考に六信五行について書いてみました。
2015年10月11日日曜日
アンマンマラソン
@ラガダンブリッジ前
10月9日(金)、Run Jordan主催の4大マラソンの一つ、アンマンマラソンに参加しました。マラソン大会への参加は前回の死海マラソンに続いて2回目になります。レース内容はフル42.195km、ハーフ21km、10km、子どもの部の4レース。そして今回自身が参加したのはハーフ21kmです。
コースはアンマンのダウンタウン内にに作られた一周10kmのコースを2周(フルは4周)して会場兼ゴールとなっている遺跡ローマ・シアターへ。10kmレースはコースが異なります。レースは午前中に行なわれたのですが、その間ダウンタウン周辺地域は全面通行止めに。実際に走ってみてのコースの印象は、全体的に緩やかなアップダウンはありましたが比較的走りやすかったです。
しかしながら、10kmを過ぎた辺りから左足が痛くなってきて終盤にはほとんど走れない状態になり、結局完走に2時間半以上かかってしまいました。やはり日々しっかり練習して体を長距離走に慣らしておかないといけません。ハーフだからといってちょっと甘く見ていました。次回12月のアカバマラソンに向けて、また地道に練習していきたいと思います。
10月9日(金)、Run Jordan主催の4大マラソンの一つ、アンマンマラソンに参加しました。マラソン大会への参加は前回の死海マラソンに続いて2回目になります。レース内容はフル42.195km、ハーフ21km、10km、子どもの部の4レース。そして今回自身が参加したのはハーフ21kmです。
コースはアンマンのダウンタウン内にに作られた一周10kmのコースを2周(フルは4周)して会場兼ゴールとなっている遺跡ローマ・シアターへ。10kmレースはコースが異なります。レースは午前中に行なわれたのですが、その間ダウンタウン周辺地域は全面通行止めに。実際に走ってみてのコースの印象は、全体的に緩やかなアップダウンはありましたが比較的走りやすかったです。
しかしながら、10kmを過ぎた辺りから左足が痛くなってきて終盤にはほとんど走れない状態になり、結局完走に2時間半以上かかってしまいました。やはり日々しっかり練習して体を長距離走に慣らしておかないといけません。ハーフだからといってちょっと甘く見ていました。次回12月のアカバマラソンに向けて、また地道に練習していきたいと思います。
2015年10月7日水曜日
久々の学校巡回
@アル・マワーケブ女子校
新学期になっても学校巡回を始めることができずにいた今日この頃。活動課の部長とカウンターパートの計らいで、ようやく新学期初の学校巡回をしてきました。お邪魔した学校はアル・マワーケブ女子校。実はこの学校、自身の所属であるザルカ教育局の管轄外の学校で本当は巡回できないところなのですが、こっそり2日間だけ行かせてくれました。その2つ日間で下級生から上級生まで7クラス(1クラス20~30人)にひとこま40分の授業を行ないました。
①日本紹介
新学期になっても学校巡回を始めることができずにいた今日この頃。活動課の部長とカウンターパートの計らいで、ようやく新学期初の学校巡回をしてきました。お邪魔した学校はアル・マワーケブ女子校。実はこの学校、自身の所属であるザルカ教育局の管轄外の学校で本当は巡回できないところなのですが、こっそり2日間だけ行かせてくれました。その2つ日間で下級生から上級生まで7クラス(1クラス20~30人)にひとこま40分の授業を行ないました。
①日本紹介
パワーポイントを使って日本の場所や人口など基本情報を紹介し、出身地である香川県の自然や食、文化などについての写真を交えて紹介。最後に日本でよくあるリサイクルボックスを見せて説明し環境教育への導入としました。
②分解年数クイズ
新聞や空き缶、瓶などが自然になくなるのにどれくらいの期間必要かについてのクイズ。飽きてしまわないように少なめの4~5問程度に設定。どの生徒も積極的に手を上げて発言してくれるので、うまく参加型で実施できたと思います。
新聞や空き缶、瓶などが自然になくなるのにどれくらいの期間必要かについてのクイズ。飽きてしまわないように少なめの4~5問程度に設定。どの生徒も積極的に手を上げて発言してくれるので、うまく参加型で実施できたと思います。
③動画視聴
以前、環境隊員と写真隊員で協力して作成したアル・ガバーウィー最終処分場の動画教材を視聴。字幕つきで自分たちが捨てたゴミが最終的にどの様に処理されるかを見てもらいました。クラスにもよりますが概ね皆静かに集中して見てくれていました。
以前、環境隊員と写真隊員で協力して作成したアル・ガバーウィー最終処分場の動画教材を視聴。字幕つきで自分たちが捨てたゴミが最終的にどの様に処理されるかを見てもらいました。クラスにもよりますが概ね皆静かに集中して見てくれていました。
④グループワーク
2~3グループに分かれてもらい、用意した大きな模造紙にゴミ問題に対してやその為に自分たちができることなどについて意見を書いてもらい。後で生徒や教員たちの目に触れられるように校長先生に学内での掲示をお願いしました。
授業を久しぶりに実施してみてやはり語学力不足を強く感じました。うまく説明しきれない、話が聞き取りきれない、書いてい内容を理解しきれないなどそう簡単にはいきません。同席してくれた先生の助けがあってこそ授業を行なうことができました。授業を実施するうえで自身の語学力をいかに教材などで補うか、いかに先生とうまく協力するかが当然のことながら重要だと再確認しました。
そしてなにより、今までいろいろ頭の中であれこれ考えて授業案を練ってきましたが、やはり実際に考えたことをやってみないと相手からの反応も分からないし、改善すべき点も見えてこない。そんなことを改めて思う2日間でした。それにしても予定は未定、どんなに活動計画を練ったところで予定通りうまくは運ばないものです。
2~3グループに分かれてもらい、用意した大きな模造紙にゴミ問題に対してやその為に自分たちができることなどについて意見を書いてもらい。後で生徒や教員たちの目に触れられるように校長先生に学内での掲示をお願いしました。
授業を久しぶりに実施してみてやはり語学力不足を強く感じました。うまく説明しきれない、話が聞き取りきれない、書いてい内容を理解しきれないなどそう簡単にはいきません。同席してくれた先生の助けがあってこそ授業を行なうことができました。授業を実施するうえで自身の語学力をいかに教材などで補うか、いかに先生とうまく協力するかが当然のことながら重要だと再確認しました。
そしてなにより、今までいろいろ頭の中であれこれ考えて授業案を練ってきましたが、やはり実際に考えたことをやってみないと相手からの反応も分からないし、改善すべき点も見えてこない。そんなことを改めて思う2日間でした。それにしても予定は未定、どんなに活動計画を練ったところで予定通りうまくは運ばないものです。
2015年9月30日水曜日
婚約パーティー、オロス
@オーキッドホテル
イスラム教の祝祭イード・アル・アドハー後半、アラブ人の友人のお姉さんが婚約するということでオロス(婚約パーティー)に招かれ行ってきました。日本で言うところの結婚披露宴といった感じで多くの親族や友人が招かれます。日本との違いは夜間に催される点と音楽とダンスでの盛り上がりのすごさです。
まず新郎新婦が登場して指輪の交換が行なわれたかと思いきやいきなり大音量のダンスミュージックが流れ踊りだします。洋楽からアラブ音楽までいろいろで、時間が経つにつれて取り巻きの人たちもどんどんダンスに加わっていき一時間以上踊り続けていました。ダンスをしながら新郎新婦に挨拶しているようで音楽好きなアラブ人らしさを感じました。
そしてようやくダンスが終わりケーキ入刀。大きなケーキに大きなナイフで入刀します。その後ビュッフェ方式のディナーに移りご歓談。友人の方々と少しお話させて頂いたのですが時間も遅かったので先に失礼させてもらいました。こういったパーティは一般的に深夜まで及ぶそうです。
今回最後までいられなかったのは残念でしたがオロスにはなかなかお邪魔する機会ないので良い経験になりました。アラブの婚約パーティーには他にも様々なスタイルがあるらしく地域や文化によって異なるようなので是非また違った形のオロスに参加できればと思います。
イスラム教の祝祭イード・アル・アドハー後半、アラブ人の友人のお姉さんが婚約するということでオロス(婚約パーティー)に招かれ行ってきました。日本で言うところの結婚披露宴といった感じで多くの親族や友人が招かれます。日本との違いは夜間に催される点と音楽とダンスでの盛り上がりのすごさです。
まず新郎新婦が登場して指輪の交換が行なわれたかと思いきやいきなり大音量のダンスミュージックが流れ踊りだします。洋楽からアラブ音楽までいろいろで、時間が経つにつれて取り巻きの人たちもどんどんダンスに加わっていき一時間以上踊り続けていました。ダンスをしながら新郎新婦に挨拶しているようで音楽好きなアラブ人らしさを感じました。
そしてようやくダンスが終わりケーキ入刀。大きなケーキに大きなナイフで入刀します。その後ビュッフェ方式のディナーに移りご歓談。友人の方々と少しお話させて頂いたのですが時間も遅かったので先に失礼させてもらいました。こういったパーティは一般的に深夜まで及ぶそうです。
今回最後までいられなかったのは残念でしたがオロスにはなかなかお邪魔する機会ないので良い経験になりました。アラブの婚約パーティーには他にも様々なスタイルがあるらしく地域や文化によって異なるようなので是非また違った形のオロスに参加できればと思います。
2015年9月25日金曜日
祝祭イード・アル・アドハー
@ジャバル・ターリク
今日からイスラム教における祝祭「イード・アル=アドハー」(犠牲祭)です。毎年イスラム暦の12月10日から始まり、今年は10月24日(木)から27日(日)がそれに当たります。これはラマダーン明けの祝祭「イード・アル=フィトル」よりも長期間であることから大イードとも呼ばれイスラム教にとって最大の祝祭です。
前日には市場では祝祭に合わせて服を新調したり、お祝いの準備などで人があふれ返ります。そしてイード初日の早朝、地域住民は正装してモスクなどに集りイードのお祈りをします。その後買ってきた羊やらくだ、牛などを屠殺して神(アッラー)に捧げ、貧しい人々に配り、余ったものを親族などで分け合って食べます。らくだや牛は非常に高額な為、一般的な家庭では羊を屠殺するようです。
前日には市場では祝祭に合わせて服を新調したり、お祝いの準備などで人があふれ返ります。そしてイード初日の早朝、地域住民は正装してモスクなどに集りイードのお祈りをします。その後買ってきた羊やらくだ、牛などを屠殺して神(アッラー)に捧げ、貧しい人々に配り、余ったものを親族などで分け合って食べます。らくだや牛は非常に高額な為、一般的な家庭では羊を屠殺するようです。
現在借りているアパートの大家さんも毎年一頭か二頭、羊の屠殺を行なっているとのことで今回初めて様子を見学しました。前日に二頭の羊を車の荷台に積んで連れて帰ってきて、イード当日の朝、屠殺をする人(友人?)が数名やって来て家族が集り見守る中、羊が一頭ずつナイフで喉を裂かれ解体されていきました。皆手馴れていて子ども達も毎年のことなので見慣れているといった様子でした。
自分自身、屠殺を見るのはほぼ初めてでショッキングではありましたが、普段口にしている肉はこういった過程を経てきていることを再認識することができました。普段スーパーで肉がパック詰めされた状態で売られていてなかなか生産過程を意識することは少ないと思います。それ故に食物を安易に食べ残したり、捨ててしまうなど食に対して軽率になってしまいやすいのかもしれません。そんなことを考えさせられた一日でした。
2015年9月12日土曜日
ダーナ自然保護区
@ダーナ自然保護区
金曜日と土曜日の一泊二日で他の協力隊員たちと行ってきたのがヨルダン南部にあるダーナ自然保護区。ここはダーナ谷の絶景を見渡すことができる場所でヨルダンの王立自然保護協会RSCNか管理しいていてテントやシャワーなどの設備もありキャンプを楽しむことができます。しかしながらこの日は連日の砂塵の為視界不良で肝心の景色が遠くまで見渡せずじまい。
それでもトレッキングやバーベキュー、星空などを楽しめました。首都アンマンから長時間のバス移動が大変ですが行く価値ありです。ヨルダンは砂漠のイメージが強いですが北部や標高が高い場所には木々が生い茂り、川が流れる場所もあり実はとても自然豊かな国。これからも様々な場所を訪れヨルダンの新たな一面を見つけたいと思います。
金曜日と土曜日の一泊二日で他の協力隊員たちと行ってきたのがヨルダン南部にあるダーナ自然保護区。ここはダーナ谷の絶景を見渡すことができる場所でヨルダンの王立自然保護協会RSCNか管理しいていてテントやシャワーなどの設備もありキャンプを楽しむことができます。しかしながらこの日は連日の砂塵の為視界不良で肝心の景色が遠くまで見渡せずじまい。
それでもトレッキングやバーベキュー、星空などを楽しめました。首都アンマンから長時間のバス移動が大変ですが行く価値ありです。ヨルダンは砂漠のイメージが強いですが北部や標高が高い場所には木々が生い茂り、川が流れる場所もあり実はとても自然豊かな国。これからも様々な場所を訪れヨルダンの新たな一面を見つけたいと思います。
2015年9月9日水曜日
砂塵で視界不良
@ジャバル・ターリク
雨がほとんど降らない晴天続きのヨルダンですが、突然砂塵が舞う天気になりました。朝起きた時に窓から黄色い光が差しているのに驚き外に出てみると大気が砂埃で黄色く視界が非常に悪い。太陽光も遮られまるで皆既日食のようです。
これはどうしたものかと教育局に出勤して職員の人たちに聞いてみると、ヨルダンの秋口はこの様な天気になるとのこと。それにしてもすごい砂埃です。外は砂の匂いがし、少し外出しただけで細かい砂が服や鞄について茶色っぽくなり、外に駐車されている車の表面は薄い砂の膜ができていました。
ヨルダンは砂漠気候ということもあり雨が降らず乾燥しすぎると細かい砂が舞い上がるのでしょう。これもまたヨルダンの風物詩といった感じでしょうか。この季節は窓を開けっ放しにして室内が砂まみれにならないよう注意が必要です。
雨がほとんど降らない晴天続きのヨルダンですが、突然砂塵が舞う天気になりました。朝起きた時に窓から黄色い光が差しているのに驚き外に出てみると大気が砂埃で黄色く視界が非常に悪い。太陽光も遮られまるで皆既日食のようです。
これはどうしたものかと教育局に出勤して職員の人たちに聞いてみると、ヨルダンの秋口はこの様な天気になるとのこと。それにしてもすごい砂埃です。外は砂の匂いがし、少し外出しただけで細かい砂が服や鞄について茶色っぽくなり、外に駐車されている車の表面は薄い砂の膜ができていました。
ヨルダンは砂漠気候ということもあり雨が降らず乾燥しすぎると細かい砂が舞い上がるのでしょう。これもまたヨルダンの風物詩といった感じでしょうか。この季節は窓を開けっ放しにして室内が砂まみれにならないよう注意が必要です。
2015年9月1日火曜日
新学期開始&活動計画
例年より約一週間遅れの9月1日より新学期が始まりました。ちなみに日本ではこの時期は二学期ですが、ヨルダンでは一学期になります。教育局への通勤途中、久しぶりに制服姿の子ども達を目にします。子ども達も友達同士久しぶりに再会したのか学校前の通りなどでおしゃべりに夢中になっていました。そして久しぶりに教育局隣の学校から聞こえてくる朝礼での国歌。
これから自身の環境教育の活動も再開です。そしてこの学期が終わればヨルダン生活もちょうど折り返しの一年を迎えます。そういったことからこの学期が自分にとって正念場で後半の活動を左右します。それを踏まえた上で作成した今後の活動計画を紹介します。
2015年8月26日水曜日
ボランティア活動報告書2号
各校の夏季休暇が6月中旬に始まり約2ヶ月。今年は例年より一週間ほど夏休みが延びた為、9月より次学期が始まります。夏季休暇時期には教育局での仕事も激減するらしく皆のんびりと毎日を過ごす中、自身も同様に仕事が無い日々。せっかくなので休暇をもらって同期隊員達と旅行に行ったり、任国外旅行に行ったりと休暇を楽しみました。
しかしながら暇が有り余るのも考えもの。毎日が長く感じられ閉塞感を感じてしまいます。そんな中、新しい隊次の人たちもヨルダンに着任しこれからは自分も先輩になるわけでいろいろがんばっていかねばなりません。また現在ヨルダンに来て約8ヶ月。活動報告書2号と活動計画書を作成する時期に差し掛かりました。というわけで参考までに作成した活動報告書2号を掲載します。
2015年8月18日火曜日
ヨルダンの建築
@ジャバル・ターリク
ヨルダンでは石造りの家が一般的です。砂漠気候で巨木が少ない国ならではの建築で、日本のように地震が多発する国ではないので特別耐震面での問題もなさそうです。よく様々な場所で建設中の家などを見かけるのですが、完成したはずの家の屋上によく鉄筋の突き出た柱が残されています。これは大家族の多いアラブの国ならではで、家族が増えたときに増築する為や税金対策の為らしいです。ヨルダンに来てかれこれ半年経ちますが日常の中でヨルダンと日本の違いを日々発見します。
ヨルダンでは石造りの家が一般的です。砂漠気候で巨木が少ない国ならではの建築で、日本のように地震が多発する国ではないので特別耐震面での問題もなさそうです。よく様々な場所で建設中の家などを見かけるのですが、完成したはずの家の屋上によく鉄筋の突き出た柱が残されています。これは大家族の多いアラブの国ならではで、家族が増えたときに増築する為や税金対策の為らしいです。ヨルダンに来てかれこれ半年経ちますが日常の中でヨルダンと日本の違いを日々発見します。
2015年8月12日水曜日
ヨルダンの学校事情
@マリカ・ラニア女学校
来月から新学期が始まるヨルダンですが、日本とは学校システムが少し違います。ヨルダンには公立の学校やUNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)がパレスチナ難民キャンプで運営する学校などがあるのですが、ここでは自身が普段活動している公立の学校システムについて紹介します。
【学校】
ヨルダンはイスラム教の国であることから、基本的には男女別々の学校に行きます。年少の学年に関しては男女一緒です。学校の規模は500人以上生徒がいるマンモス校もあれば100人にも人にも満たない小規模校もあります。男女共に制服があり男子は上下青色の制服、女子は1年生から6年生まで青色の制服で7年生からは緑色の制服になります。またヒジャブ(ムスリム女性が頭に巻く布)は白色と決められています。
【学年】
基礎教育課程が1年生から10年生まであり、日本の小中学校を合わせた程になります。その後、日本の高校に当たる中等教育課程が2年あり、最終年には年2回のタウジーヒという全国一斉検定試験があります。この試験で入学できる大学が決ってしまう為、学生にとっては最大のもので試験終了後には車のクラクションを鳴らしたり、空砲を鳴らしたりして喜び祝う学生の姿を見かけます。
【授業】
日本の学校で習うカリキュラムと同様に、数学や科学、英語、国語(アラビア語)などの基本的な授業の他に、イスラム教の国であることもありイスラム教の授業があります。授業時間は朝8時頃より始まり14時頃には終わります。一時限40分で午前中3時限目が終了する10時半から11時まではフルサ(朝食・おやつの時間)で子ども達は持ってきたお菓子を校庭で食べたりサッカーをしたりと思い思いに過ごします。
【学期】
2学期生で9月から1月が1学期、2月から6月までが2学期です。その為、夏休みは約2ヶ月、冬休みは約1ヶ月と長期間です。なので長期休み中にアラブ人の友人宅に訪れると子ども達が家事の手伝いをしていたり、家族連れで出かけている姿をよく見かけます。実際に自分が思っていたほど日本とヨルダンの学校の様子に違いはありません。
たまに学校巡回で様々な学校を訪れるのですが生徒は皆元気で積極的、騒ぎ出すと収拾がつかなくなることもしばしば。しかしながらそれ故に楽しく授業を行なえるのでそれはそれで良いのかなと思います。
来月から新学期が始まるヨルダンですが、日本とは学校システムが少し違います。ヨルダンには公立の学校やUNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)がパレスチナ難民キャンプで運営する学校などがあるのですが、ここでは自身が普段活動している公立の学校システムについて紹介します。
【学校】
ヨルダンはイスラム教の国であることから、基本的には男女別々の学校に行きます。年少の学年に関しては男女一緒です。学校の規模は500人以上生徒がいるマンモス校もあれば100人にも人にも満たない小規模校もあります。男女共に制服があり男子は上下青色の制服、女子は1年生から6年生まで青色の制服で7年生からは緑色の制服になります。またヒジャブ(ムスリム女性が頭に巻く布)は白色と決められています。
【学年】
基礎教育課程が1年生から10年生まであり、日本の小中学校を合わせた程になります。その後、日本の高校に当たる中等教育課程が2年あり、最終年には年2回のタウジーヒという全国一斉検定試験があります。この試験で入学できる大学が決ってしまう為、学生にとっては最大のもので試験終了後には車のクラクションを鳴らしたり、空砲を鳴らしたりして喜び祝う学生の姿を見かけます。
【授業】
日本の学校で習うカリキュラムと同様に、数学や科学、英語、国語(アラビア語)などの基本的な授業の他に、イスラム教の国であることもありイスラム教の授業があります。授業時間は朝8時頃より始まり14時頃には終わります。一時限40分で午前中3時限目が終了する10時半から11時まではフルサ(朝食・おやつの時間)で子ども達は持ってきたお菓子を校庭で食べたりサッカーをしたりと思い思いに過ごします。
【学期】
2学期生で9月から1月が1学期、2月から6月までが2学期です。その為、夏休みは約2ヶ月、冬休みは約1ヶ月と長期間です。なので長期休み中にアラブ人の友人宅に訪れると子ども達が家事の手伝いをしていたり、家族連れで出かけている姿をよく見かけます。実際に自分が思っていたほど日本とヨルダンの学校の様子に違いはありません。
たまに学校巡回で様々な学校を訪れるのですが生徒は皆元気で積極的、騒ぎ出すと収拾がつかなくなることもしばしば。しかしながらそれ故に楽しく授業を行なえるのでそれはそれで良いのかなと思います。
2015年8月3日月曜日
ジェラシュ・フェスティバル
@ジェラシュ遺跡
7月最終週にヨルダン北部の都市ジェラシュで開催された「ジェラシュ・フェスティバル」。その最終日にジェラシュ遺跡に行ってきました。毎年、国内外からアーティストを呼び一週間にわたって行われる野外イベントで夜間ライトアップされた遺跡にたくさんのテナントが入り、多くのお客さんで賑わう盛況ぶり。
初めてこのイベントを訪れたのですが、日中の赴きある遺跡の雰囲気とは打って変わって、ローマシアターには音響設備やスポットライトが設置されライブさながら。大音量で音楽が流れ、アラブの有名アーティストが歌を披露します。シアターの中は超満員で身動きするのもやっとの盛り上がり。遺跡とアラブ音楽を一度に楽しめるイベントなのでこの時期にヨルダンを旅行される人は一見の価値ありです。
7月最終週にヨルダン北部の都市ジェラシュで開催された「ジェラシュ・フェスティバル」。その最終日にジェラシュ遺跡に行ってきました。毎年、国内外からアーティストを呼び一週間にわたって行われる野外イベントで夜間ライトアップされた遺跡にたくさんのテナントが入り、多くのお客さんで賑わう盛況ぶり。
初めてこのイベントを訪れたのですが、日中の赴きある遺跡の雰囲気とは打って変わって、ローマシアターには音響設備やスポットライトが設置されライブさながら。大音量で音楽が流れ、アラブの有名アーティストが歌を披露します。シアターの中は超満員で身動きするのもやっとの盛り上がり。遺跡とアラブ音楽を一度に楽しめるイベントなのでこの時期にヨルダンを旅行される人は一見の価値ありです。
2015年7月26日日曜日
活動のこれまでとこれから
ヨルダンに来て半年経ちました。この間は任地での生活や活動に慣れ、そこでのニーズを探りその後の活動予定を練る期間でもありました。そして現在、残り一年半の任期(学期休みの期間を考慮すると実質12ヶ月)で行う活動を具体的に計画していく時期に差し掛かりました。というわけでこれまでの活動から得られた経験や情報を整理して、今後の活動予定を組んでみようと思います。
2015年7月20日月曜日
アル・ハラバート遺跡
@アル・ハラバート遺跡
ゴミと工場ばかりだと思っていた任地のザルカにもアル・ハラバートという遺跡がありました。ザルカの市外のずっと外れ、バスで約30分以上かかる郊外にある小さな遺跡です。バスを降りて住宅街を抜けたところの小高い丘の上にぽつんとあり少し場所が分かりにくいです。
しかしながら遺跡に行ってみると、大きなクレーンがあり復旧作業がされているのでしょうか。比較的きれいな状態でした。内部のモザイク画の状態も良く見ごたえがあるのではないでしょうか。個人的にはヨルダン内にある様々な遺跡を既に訪れていたこともあり、あまり目新しさは感じられなかったと言うのが正直なところです。
また道中にかつてのハンマーム(浴場)の遺跡も見られるなど、工業都市ザルカにも観光スポットがいくつかあるということに少し驚きました。アンマンに次ぐ大都市であるザルカにはまだまだ知られていない名所がありそうです。今後も探索していきたい思います。
ゴミと工場ばかりだと思っていた任地のザルカにもアル・ハラバートという遺跡がありました。ザルカの市外のずっと外れ、バスで約30分以上かかる郊外にある小さな遺跡です。バスを降りて住宅街を抜けたところの小高い丘の上にぽつんとあり少し場所が分かりにくいです。
しかしながら遺跡に行ってみると、大きなクレーンがあり復旧作業がされているのでしょうか。比較的きれいな状態でした。内部のモザイク画の状態も良く見ごたえがあるのではないでしょうか。個人的にはヨルダン内にある様々な遺跡を既に訪れていたこともあり、あまり目新しさは感じられなかったと言うのが正直なところです。
また道中にかつてのハンマーム(浴場)の遺跡も見られるなど、工業都市ザルカにも観光スポットがいくつかあるということに少し驚きました。アンマンに次ぐ大都市であるザルカにはまだまだ知られていない名所がありそうです。今後も探索していきたい思います。
2015年7月18日土曜日
大砂漠ワディラム
@ワディラム
ラマダン明けの7月中旬にヨルダンの観光名所の一つの「ワディラム」に行ってきました。ここはヨルダン南部、サウジアラビアとの国境が近い峡谷地帯で広大な砂漠が広がっています。
この名前には「月の谷」という意味があり、それに見合うすばらしい自然や景色が広がっています。今回この場所に先輩隊員主催のツアーで数十名のボランティアやJICA関係の方々と1泊2日の観光旅行で訪れました。
アンマンからバスに揺られること約5時間、到着したワディラムでまずはジープツアーに参加し、砂漠地帯を車で走り、時折岩場を登ったり、峡谷を歩いたりと砂漠の自然を満喫し、その後サンセットを見るために岩場でしばらく散策しました。
日が傾くにつれ、砂漠の色が次第に変化していく様がきれいで、日没後には光が一切無い砂漠では星が降ってきそうなほど輝いていました。この様に日常では感じられない光景ばかりで感動です。また現地住民のベドウィンの方々の食事を頂き、ベドウィンテントに泊まるなど貴重な体験もでき、是非また訪れたい場所の一つになりました。
ラマダン明けの7月中旬にヨルダンの観光名所の一つの「ワディラム」に行ってきました。ここはヨルダン南部、サウジアラビアとの国境が近い峡谷地帯で広大な砂漠が広がっています。
この名前には「月の谷」という意味があり、それに見合うすばらしい自然や景色が広がっています。今回この場所に先輩隊員主催のツアーで数十名のボランティアやJICA関係の方々と1泊2日の観光旅行で訪れました。
アンマンからバスに揺られること約5時間、到着したワディラムでまずはジープツアーに参加し、砂漠地帯を車で走り、時折岩場を登ったり、峡谷を歩いたりと砂漠の自然を満喫し、その後サンセットを見るために岩場でしばらく散策しました。
日が傾くにつれ、砂漠の色が次第に変化していく様がきれいで、日没後には光が一切無い砂漠では星が降ってきそうなほど輝いていました。この様に日常では感じられない光景ばかりで感動です。また現地住民のベドウィンの方々の食事を頂き、ベドウィンテントに泊まるなど貴重な体験もでき、是非また訪れたい場所の一つになりました。
2015年7月15日水曜日
ヨルダンのゴミ処理事情
ラマダン明けの7月半ば、ヨルダンの環境教育隊員&写真隊員でアル・ガバーウィー最終処分場の視察が行なわれました。自分はというとその頃、任国外旅行中でヨルダンに不在だった為、残念ながら視察には参加できず。しかしながらその時に撮影した写真や動画で環境教育用に動画やパネルを作成したので、後からいろいろヨルダンのゴミ処理事情を知ることができました。
アル・ガバーウィー最終処分場は首都アンマンの郊外にあり、アンマンやザルカのゴミが収集車によって運ばれてきます。その量は処分場職員の話によると2600t/日、ラマダン月になると3000t/日にも及ぶとのこと。それ程大量のゴミがほとんど分別されることなくまとめてダンピングサイトに埋め立てられているのが現状で、このペースで埋め立てを行なうと20年後には処分場が一杯になってしまうそうです。
また処分場では埋め立てしたゴミから浸出する汚水やメタンガスの発生。ゴミの中から有価物を回収してそれを販売して生計を立てるウェストピッカーによる施設備品の盗難などの問題もあります。メタンガスについては今後ガスをエネルギーとして再利用するプロジェクトも進行中でヨルダンにおいてはかなり先進的な処分場とのこと。
しかしながら今後、人口が増加し続ける中で日々大量のゴミを排出し続ける状況が続くといつか処理能力が限界に達し破綻してしまうでしょう。そうならない為にもゴミを資源として再利用するシステムや分別回収など行政的な施策。そして自身の活動である環境教育などによる市民の意識改革や啓発。これらハードとソフト両面への働きかけが必要です。それに対してどの様に取り組んでいくべきか。課題は山積です。
2015年7月3日金曜日
お洒落市場ジャラスーク
@ジャラスーク
休日金曜日の日暮れにお洒落な屋外マーケット、ジャラスークに行ってきました。夏季期間限定で毎週金曜日の20:00から22:00まで、ジャバルアンマンにあるレインボーストリートの一画にオープンするフリーマーケット。伝統的なお土産からお洒落な雑貨、絵画など様々なお店が出展したくさんの観光客で賑わいます。日本で最近流行のマルシェの様な雰囲気です。
出店されているお店で様々な雑貨を見たり買ったりして楽しむだけでなく、たまにアラブの伝統楽器を演奏する音楽隊がやってきたり、似顔絵を描いてくれるアーティストがいたりと違った楽しみもあるマーケットです。様々なもの一堂に集るのでヨルダンのお土産を買うにはお勧めかもしれません。夏季のヨルダン旅行の再に一度訪れてみてはどうでしょうか。
2015年6月26日金曜日
金曜礼拝
@アル・フセイ二モスク
ヨルダンは90%以上がイスラム教徒の国。その為日常の中で頻繁にイスラム教で決められた一日5回のお祈りをする姿を目にする機会があります。そして今日はイスラム教の休日である毎週金曜日には男性はモスクで集団礼拝を行ないます。個人的に一度見てみたいと思い、ダウンタウンにあるアル・フセインモスクにお昼頃の礼拝(ゾフル)を見に行ってみました。
見た感想を一言で表すと圧巻。礼拝の時間になるとどこからともなく人々が集ってきます。この日は礼拝前後は交通規制が入り車は通れず歩行者天国になります。集った人々は思い思いにお祈りをしているのですが、集団礼拝の時間になるとモスクから流れるお祈りの言葉に合わせて一斉にお祈りをします。その一糸乱れぬお祈りの動きはダイナミックで、イスラム教になじみのない人でも感動するのではないでしょうか。
こういったイスラムの日常の一場面を目にすると人々の信仰の深さを感じさせられます。自分自身は無宗教と言っていい宗教観の為なかなかイスラム教徒の信仰に対する考えや思いを理解することは難しいですが何を信じるかはその人その人の自由です。人は異質なものや理解できないものなどを排斥してしまいがちですがそれでも受容する姿勢、理解しようとする姿勢は大切です。
ヨルダンは90%以上がイスラム教徒の国。その為日常の中で頻繁にイスラム教で決められた一日5回のお祈りをする姿を目にする機会があります。そして今日はイスラム教の休日である毎週金曜日には男性はモスクで集団礼拝を行ないます。個人的に一度見てみたいと思い、ダウンタウンにあるアル・フセインモスクにお昼頃の礼拝(ゾフル)を見に行ってみました。
見た感想を一言で表すと圧巻。礼拝の時間になるとどこからともなく人々が集ってきます。この日は礼拝前後は交通規制が入り車は通れず歩行者天国になります。集った人々は思い思いにお祈りをしているのですが、集団礼拝の時間になるとモスクから流れるお祈りの言葉に合わせて一斉にお祈りをします。その一糸乱れぬお祈りの動きはダイナミックで、イスラム教になじみのない人でも感動するのではないでしょうか。
こういったイスラムの日常の一場面を目にすると人々の信仰の深さを感じさせられます。自分自身は無宗教と言っていい宗教観の為なかなかイスラム教徒の信仰に対する考えや思いを理解することは難しいですが何を信じるかはその人その人の自由です。人は異質なものや理解できないものなどを排斥してしまいがちですがそれでも受容する姿勢、理解しようとする姿勢は大切です。
2015年6月18日木曜日
神聖月ラマダン
@ダウンタウン
イスラム教にとって神聖な一ヶ月、「ラマダン」が始まりました。毎年月の満ち欠けに応じて開始日と終了日が決められるのですが、今年は6月18日から始まり7月17日まで。この間イスラム教徒は夜明けから日没まで飲食を一切行わない断食を行います。ラマダンで断食を行う理由としては、空腹を経験することで貧しい人たちに対する共感を育み、自己を清めるという意味合いがあるそうです。
イスラム教において一年のうちで最も重要視される月で皆ラマダンが始まったことを祝福し合います。またラマダン期間の注意点として、イスラム教徒以外は断食をしなくても良いのですが、日中人前で飲食をすることは失礼にあたるので避けなければなりません。場合によっては罰金や警察に連れて行かれるらしいことも聞きます。
また、皆暑い夏の時期に断食をしていることもあり、疲れていたり、気が立っていたりする人もいます。その為、この期間は交通事情が悪くなるので平時以上に交通事故に気をつけなければなりません。特に日没前は皆急いで帰ろうとするのでかなりスピードを出して走る車が見受けられ危険です。
せっかくなので僕も断食を何日か実践してみたのですが、なかなか過酷。特にこの暑い時期に水が飲めないというのは厳しく、夕方から日没あたりには限界に達しフラフラになります。ちなみに断食明けにはタメル(乾燥ナツメヤシ)と水を飲むのが昔から慣わしだそうで、その後イフタール(断食明けの食事)を摂ります。この時間には皆一斉に食事をしていることから、町がしばらく静まりかえりるので不思議な感じです。
2015年6月10日水曜日
ワディ・ムジブ自然保護区
@ワディ・ムジブ自然保護区
ヨルダンにある7つの自然保護区のひとつでマダバ南部、死海近くに位置するワディ・ムジブ自然保護区でのトレイルツアーに参加しました。いくつかコースがあるのですがいずれもアンマンにあるWild Jordanで申し込むことができます。国営のNGOであるRSCNが運営しており、様々なエコツアーを提供しています。他にも雑貨の販売やカフェなど併設されており、なかなかお洒落なスポットです。
そして今回、このワディ・ムジブのツアーに5名で4時間のコースに参加しました。岩場や川の中を歩くので長袖長ズボンにトレッキングシューズの着用がお勧め、防水カメラがあれば必携です。まず現地で受付を済ませ、ツアーガイドの車の荷台に乗って岩肌の山中を走り川が流れる渓谷へ。そこから川の中を歩いて下流を目指します。
6月の初旬はまだ水量が多く、川の流れに乗ることもできます。終盤には滝つぼがあり、ひとりずつ激しい滝の中をロープで降りていくのですが想像以上の激しさです。その後のコースは前半と異なり起伏が多く、天然の滑り台があるなど飽きることなく楽しめます。また、ほとんどが渓谷の間を進むコースなので暑くなく快適です。ヨルダンの自然保護区の中でもアクセスが比較的良い場所なのでお勧めです。
ヨルダンにある7つの自然保護区のひとつでマダバ南部、死海近くに位置するワディ・ムジブ自然保護区でのトレイルツアーに参加しました。いくつかコースがあるのですがいずれもアンマンにあるWild Jordanで申し込むことができます。国営のNGOであるRSCNが運営しており、様々なエコツアーを提供しています。他にも雑貨の販売やカフェなど併設されており、なかなかお洒落なスポットです。
そして今回、このワディ・ムジブのツアーに5名で4時間のコースに参加しました。岩場や川の中を歩くので長袖長ズボンにトレッキングシューズの着用がお勧め、防水カメラがあれば必携です。まず現地で受付を済ませ、ツアーガイドの車の荷台に乗って岩肌の山中を走り川が流れる渓谷へ。そこから川の中を歩いて下流を目指します。
6月の初旬はまだ水量が多く、川の流れに乗ることもできます。終盤には滝つぼがあり、ひとりずつ激しい滝の中をロープで降りていくのですが想像以上の激しさです。その後のコースは前半と異なり起伏が多く、天然の滑り台があるなど飽きることなく楽しめます。また、ほとんどが渓谷の間を進むコースなので暑くなく快適です。ヨルダンの自然保護区の中でもアクセスが比較的良い場所なのでお勧めです。
アンマンの夜景
夜更けの8時頃、首都アンマンのダウンタウンが見渡せる場所へ。ダウンタウンはいくつかの山に囲まれた地形をしているのでこの様に一体を見渡せる場所があり、そこから夜景を撮ったらきれいだろうと思い撮影してみました。ヨルダンの人々は比較的夜に出かけたり活動している人が多く、深夜でもお店や家などに明かりが点いています。ましてやここは首都で栄えているので夜景もより映えます。
2015年6月6日土曜日
ウムカイス遺跡
@ウムカイス遺跡
休日の金曜日にヨルダン北部にあるウムカイス遺跡に行ってきました。この遺跡はヨルダン北部の都市イルビッドのさらに北、イスラエルとシリアの国境近くにあります。早朝に首都アンマンからバスでイルビッドへ、さらにそこでセルビス(乗り合いタクシー)に乗り換えてお昼前に到着。3~4時間となかなか時間がかかりました。
このウムカイス遺跡はヘレニズムからローマ時代にガダラと呼ばれたデカ・ポリス(十都市連合)のひとつです。そのためローマ遺跡特有の石柱や円形劇場などがあり見ごたえのある遺跡です。またイスラエルやシリアと国境を接していて標高が高い位置にあるので、眼下にゴラン高原やガラリア湖を見渡せ景色も非常に場所です。ヨルダンに来るなら行く価値のある遺跡だと思います。
しかし展望台から見渡せるゴラン高原の向こうは今だ内戦の続くシリア。日々戦争により犠牲が生まれ、難民がヨルダンを始め様々な国に流入し続けています。それによりまた新たな国際問題が生じるなど派生的に問題が広がっていきます。そんな泥沼化した内戦を解決する手立てはあるのだろうか。そんなことも考えてしまいます。
休日の金曜日にヨルダン北部にあるウムカイス遺跡に行ってきました。この遺跡はヨルダン北部の都市イルビッドのさらに北、イスラエルとシリアの国境近くにあります。早朝に首都アンマンからバスでイルビッドへ、さらにそこでセルビス(乗り合いタクシー)に乗り換えてお昼前に到着。3~4時間となかなか時間がかかりました。
このウムカイス遺跡はヘレニズムからローマ時代にガダラと呼ばれたデカ・ポリス(十都市連合)のひとつです。そのためローマ遺跡特有の石柱や円形劇場などがあり見ごたえのある遺跡です。またイスラエルやシリアと国境を接していて標高が高い位置にあるので、眼下にゴラン高原やガラリア湖を見渡せ景色も非常に場所です。ヨルダンに来るなら行く価値のある遺跡だと思います。
しかし展望台から見渡せるゴラン高原の向こうは今だ内戦の続くシリア。日々戦争により犠牲が生まれ、難民がヨルダンを始め様々な国に流入し続けています。それによりまた新たな国際問題が生じるなど派生的に問題が広がっていきます。そんな泥沼化した内戦を解決する手立てはあるのだろうか。そんなことも考えてしまいます。
2015年6月5日金曜日
ボランティア活動報告書1号
ヨルダンに来て早5か月。赴任から3ヵ月後には第一号のボランティア活動報告書を提出するのですが、自分自身ヨルダンに来ての数ヶ月を振り返って書いた報告書の内容を掲載します。
そして、それを踏まえてこれから活動計画を策定していかなければなりません。残りの任期は約一年半、あせらず、あわてず、あきらめず、取り組んでいきたいと思います。
そして、それを踏まえてこれから活動計画を策定していかなければなりません。残りの任期は約一年半、あせらず、あわてず、あきらめず、取り組んでいきたいと思います。
2015年5月31日日曜日
バカア難民キャンプ
@バカア難民キャンプ
今日はアンマンにあるバカア難民キャンプにやってきました。ここは過去の中東戦争時にヨルダンに逃れてきたパレスチナ人が何世代にも渡って住んでいます。現在では人口10万人以上。
その為、難民キャンプという名前がついていても誰もがイメージするテントだらけのキャンプではなく大きな街となっています。ちなみにこの場所には7年ほど前、大学生時代に乗船したピースボートに乗船した際にイスラエル・パレスチナ問題の学習の一環で訪れ、ホームステイした場所でもあります。
ここでホームステイ先だった人と再開できないかと思ったのですが、さすがに人口10万人を超える巨大なキャンプであり、訪れたのが7年前と記憶があいまいであることもあり、あてもなく会えずじまいでした。しかし、これだけ大きいキャンプだとなかなか探しがいがあり、今後も時折訪れたいと思います。是非この2年の内に再開を果たしたいです。
今日はアンマンにあるバカア難民キャンプにやってきました。ここは過去の中東戦争時にヨルダンに逃れてきたパレスチナ人が何世代にも渡って住んでいます。現在では人口10万人以上。
その為、難民キャンプという名前がついていても誰もがイメージするテントだらけのキャンプではなく大きな街となっています。ちなみにこの場所には7年ほど前、大学生時代に乗船したピースボートに乗船した際にイスラエル・パレスチナ問題の学習の一環で訪れ、ホームステイした場所でもあります。
ここでホームステイ先だった人と再開できないかと思ったのですが、さすがに人口10万人を超える巨大なキャンプであり、訪れたのが7年前と記憶があいまいであることもあり、あてもなく会えずじまいでした。しかし、これだけ大きいキャンプだとなかなか探しがいがあり、今後も時折訪れたいと思います。是非この2年の内に再開を果たしたいです。
2015年5月27日水曜日
スポーツゴミ拾い
@イブン・アンバーリー男子校
5月も終盤、自身の任地ザルカにて「スポーツゴミ拾いイベント」が開催。環境教育の先輩隊員発案のイベントで既にジェラシュで男子の部と女子の部が実施され、ザルカでも実施となりました。
このイベントはただゴミを拾うというものではなく、ヨルダン人の負けず嫌いかつ競争意識の高い性格を利用して、時間制限内に拾ったゴミの量で順位付けをするというもの。4校各8名ずつのチームに分かれて競います。事前にザルカ内の男子校に案内を出し参加校が決定、開催地のイブン・アンバーリー男子校(参加校のひとつ)に集いました。しかしながら一校が当日不参加で3校を4チームに分けて競うことに。
学校周辺地域を行動範囲とし、約30分間の制限時間を設けたのですが勝負となるとヨルダン人の気合はすごい。生徒達はものすごい勢いでゴミを拾い、結果的に全体で80袋近く集りました。裏を返せばそれだけゴミが投棄されているということにはなりますが。
しかしながら勝負に固執してゴミ箱からゴミを拾うという違反行為もあり問題もあり、趣旨とずれてしまっている感じは否めませんでしたがなんとか無事終了。いろいろと課題の見えたイベントとなりました。自身の任地ザルカは工業地帯で人もゴミも多い地域なので今後もこういったゴミ拾いイベントを継続していきたいと思います。
5月も終盤、自身の任地ザルカにて「スポーツゴミ拾いイベント」が開催。環境教育の先輩隊員発案のイベントで既にジェラシュで男子の部と女子の部が実施され、ザルカでも実施となりました。
このイベントはただゴミを拾うというものではなく、ヨルダン人の負けず嫌いかつ競争意識の高い性格を利用して、時間制限内に拾ったゴミの量で順位付けをするというもの。4校各8名ずつのチームに分かれて競います。事前にザルカ内の男子校に案内を出し参加校が決定、開催地のイブン・アンバーリー男子校(参加校のひとつ)に集いました。しかしながら一校が当日不参加で3校を4チームに分けて競うことに。
学校周辺地域を行動範囲とし、約30分間の制限時間を設けたのですが勝負となるとヨルダン人の気合はすごい。生徒達はものすごい勢いでゴミを拾い、結果的に全体で80袋近く集りました。裏を返せばそれだけゴミが投棄されているということにはなりますが。
しかしながら勝負に固執してゴミ箱からゴミを拾うという違反行為もあり問題もあり、趣旨とずれてしまっている感じは否めませんでしたがなんとか無事終了。いろいろと課題の見えたイベントとなりました。自身の任地ザルカは工業地帯で人もゴミも多い地域なので今後もこういったゴミ拾いイベントを継続していきたいと思います。
2015年5月26日火曜日
マダバを一望、ラテン教会
@ラテン教会
キリスト教徒が一番多いヨルダン西部の都市マダバ。もちろん教会も数多くあります。そのマダバでいくつかの教会を訪れたのですがその中でも個人的に一番よかったのはラテン教会。なかなか大きな教会で中にはきれいなモザイク画が展示されていたり、広々とした聖堂があります。
さらにこの教会の上部には展望台がありマダバの町並みを一望できます。たそがれ時に行くととても景色がきれいとのこと。自分が行ったときは5月末頃で残念ながら閉館時間になってもまだ日が高かったので10月以降に訪れるのがお勧めかもしれません。その時期にまた行ってみたいと思います。
2015年5月25日月曜日
モーセとネボ山
@ネボ山
今日、5月25日は独立記念日で祝日。ヨルダンがイギリスの委任統治から独立した日です。そういうわけで活動も休みだったので、ヨルダン西部の都市マダバに行ってきました。マダバはヨルダンで一番キリスト教徒が住む街で教会などもたくさんあり、モザイク画が有名です。また郊外にはモーセ終焉の地として知られるネボ山があります。かつて約束の地パレスチナを目指したモーセが亡くなったとされる場所で、展望台からは遠くに死海やパレスチナなど美しい景色を見渡すことができます。ちなみにここには8年前の大学当時、ピースボートで訪れたことがあり懐かしさを感じます。博物館や教会などの見所もあるのですが、現在教会は修繕中のため残念ながら入るこができません。
それでも標高が高い場所にあり見晴らしがよく、自然豊かで静かな場所なのでお勧めです。市内からタクシーやセルビス(乗り合いタクシー)で数十分です。また市内からの道中にはムカーウィルというかつて洗礼者ヨハネが殺されたとされる場所へも行けるそうなので次の機会に訪れたいと思います。
2015年5月24日日曜日
言葉の壁
自分自身、現在アラビア語圏で生活しているわけですが、もともと習得難易度の高い言語というのもあり、なかなか語学力が向上したという実感を得られない状況です。外国語を一朝一夕に話せるようになるといううまい話は無いので地道にやるしかないわけですが、それでもより効果的に言葉を身につける為にはどうするべきか。現段階で自分なりに考えたり調べたりした方法を紹介します。
2015年5月20日水曜日
ゴミ箱ペイントコンテスト
@ジェラシュ遺跡
6月中旬からの夏休み前の5月は活動の書入れ時、環境教育のみならずその他職種の隊員も様々な活動に大忙しです。そして今回、環境教育の先輩隊員発案の「ゴミ箱ペイントコンテスト」を美術隊員と共にジェラシュで実施しました。
このコンテストは無地のゴミ箱に環境をテーマにした絵を描き各所に設置し環境啓発を促すという試みです。ジェラシュの女子校数校が参加、事前にラフ画を作成し当日ゴミ箱に絵の具で描くという段取りです。
5月といえど日差しも強く暑い中の実施でしたが美術隊員の協力もありスムーズに進行、ボランティアのアドバイスを受けながら女子生徒達も一生懸命絵を描きそれぞれ個性のある絵が出来上がりました。水や木々など自然を大切にというメッセージのこもったものになったのではないでしょうか。是非今後ジェラシュの環境美化、環境啓発に役立ってもらいたいです。
6月中旬からの夏休み前の5月は活動の書入れ時、環境教育のみならずその他職種の隊員も様々な活動に大忙しです。そして今回、環境教育の先輩隊員発案の「ゴミ箱ペイントコンテスト」を美術隊員と共にジェラシュで実施しました。
このコンテストは無地のゴミ箱に環境をテーマにした絵を描き各所に設置し環境啓発を促すという試みです。ジェラシュの女子校数校が参加、事前にラフ画を作成し当日ゴミ箱に絵の具で描くという段取りです。
5月といえど日差しも強く暑い中の実施でしたが美術隊員の協力もありスムーズに進行、ボランティアのアドバイスを受けながら女子生徒達も一生懸命絵を描きそれぞれ個性のある絵が出来上がりました。水や木々など自然を大切にというメッセージのこもったものになったのではないでしょうか。是非今後ジェラシュの環境美化、環境啓発に役立ってもらいたいです。
2015年5月15日金曜日
イラク・アル・アミール遺跡
@イラク・アル・アミール遺跡
今日はヨルダンにおける休日の金曜日。天気も良かったので首都アンマンから南西に約10キロ程のところにある地域、イラク・アルアミールの遺跡を訪れました。
アンマンからワディシール地域行きのバスに乗って数十分、その後乗り換えて行くはずだったのですが、金曜日ということもありバスが無く仕方なくセルビス(一定区間を行き来する乗り合いの車)を利用して行きました。
イラク・アルアミールは自然豊かな山間の町で景色は最高です。涼しい時期には、距離がありますがワディシールから歩いて行くのも良いかもしれません。そして到着した山間に佇むこじんまりとした遺跡は見学無料です。何組かのアラブ人もピクニックに訪れていました。
小さい遺跡なので観光もすぐ終了し、帰ろうと思ったのですが交通手段が無い。とりあえず暑い中歩いて帰っていると、車で通りかかった親切なアラブ人が乗せてくれ無事帰ることができました。今後はもう少し計画的な行動を心がけます。
今日はヨルダンにおける休日の金曜日。天気も良かったので首都アンマンから南西に約10キロ程のところにある地域、イラク・アルアミールの遺跡を訪れました。
アンマンからワディシール地域行きのバスに乗って数十分、その後乗り換えて行くはずだったのですが、金曜日ということもありバスが無く仕方なくセルビス(一定区間を行き来する乗り合いの車)を利用して行きました。
イラク・アルアミールは自然豊かな山間の町で景色は最高です。涼しい時期には、距離がありますがワディシールから歩いて行くのも良いかもしれません。そして到着した山間に佇むこじんまりとした遺跡は見学無料です。何組かのアラブ人もピクニックに訪れていました。
小さい遺跡なので観光もすぐ終了し、帰ろうと思ったのですが交通手段が無い。とりあえず暑い中歩いて帰っていると、車で通りかかった親切なアラブ人が乗せてくれ無事帰ることができました。今後はもう少し計画的な行動を心がけます。
2015年5月3日日曜日
NICCOの難民支援 ~心理社会的ワークショップ~
任地のザルカにシリア難民支援を行っているNGOがあることを知り、訪れたのはザルカの新住宅街ザルカ・ジャディード。ちなみにジャディードという言葉はアラビア語で新しいという意味です。そしてこの地で2007年よりシリア難民支援の活動を行っているのが公益社団法人日本国際民間協力会(NICCO)。
ザルカは北部シリア国境に接し、巨大なザータリ難民キャンプのあるマフラク県に隣接しており、またザルカは大きな都市であることもあり何万人ものシリア難民が住んでいます。現在もシリア内戦は継続しており泥沼化して終わりが見えない状態であり、そんな状況下からヨルダンに避難してきた人たちは戦争により物心両面に大きな被害を受けています。
その人たちのケアを行うためにNICCOは主にメンタルケアを中心とした活動、、例えば女性や子ども向けの心理社会的ワークショップや専門家によるカウンセリングなど、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などのを抑止する為の専門家によるプログラムを実施しています。
今回、事務所を訪問した際に子どもの心理社会的ワークショップの一環である演劇のワークショップを見学させてもらいました。自分たちの経験をもとにシナリオを作り発表するという自己表現のプロセスによってメンタルケアを行うことが目的で、今後は自己表現にとどまらず、多くの人たちに自分たちの経験や紛争問題に関心をもってもらう為の公演に向けて準備を進めているそうです。
今回はただ活動の様子を見学させてもらっただけでしたが、今後個人的に何らかの形で難民支援に関わっていけたらと思います。
2015年4月30日木曜日
見ごたえあり、ジェラシュ遺跡
@ジェラシュ遺跡
ヨルダンの勤労感謝的な日の振り替え休日にヨルダンの首都アンマンから北にバスで一時間程に位置するジェラシュ県に行ってきました。この県の観光名所といえばジェラシュ遺跡。
中東のローマ都市遺跡の中でも保存状態がよ良いそうです。敷地がとても広範囲でいたるところに遺跡があり、ゆっくり歩いて観光すると数時間はかかりますがじっくり楽しめます。正直遺跡に興味が無い人でも敷地内からジェラシュの町並みが一望できる場所やゆっくり休憩できる場所もありピクニックにも最適です。ヨルダンは遺跡観光が充実しています。
ヨルダンの勤労感謝的な日の振り替え休日にヨルダンの首都アンマンから北にバスで一時間程に位置するジェラシュ県に行ってきました。この県の観光名所といえばジェラシュ遺跡。
中東のローマ都市遺跡の中でも保存状態がよ良いそうです。敷地がとても広範囲でいたるところに遺跡があり、ゆっくり歩いて観光すると数時間はかかりますがじっくり楽しめます。正直遺跡に興味が無い人でも敷地内からジェラシュの町並みが一望できる場所やゆっくり休憩できる場所もありピクニックにも最適です。ヨルダンは遺跡観光が充実しています。
2015年4月18日土曜日
アラブの日本観
@ダウンタウン
ヨルダンに来て3ヶ月。日々の生活の中いろんなアラブ人に会って話をする機会があるのですが、そんな中で感じるアラブ人の日本人に抱く印象について紹介したいと思います。結論から言って日本人に対する印象は非常に良いです。
その一番の理由としては、日本製品に対する高い評価が上げられます。ヨルダンは日本同様に自国に資源が乏しく様々な国々から多くのものを輸入しているのですが、そんな中で日本の自動車や電化製品などは高性能で壊れにくくすばらしいと言ってくれます。
他にも日本のアニメなどのカルチャーであったり、空手などの伝統武道であったり、様々なことが理由としてあるようです。しかし、やはり戦後の焼け野原からの経済的な発展と日本製の質の高さが最大要因であるようです。そんな日本、日本人が過去から現在において様々な問題を抱える中東でこれからも果たす役割は大きいのではないか、自分もやるべきことがあるのではないかと思う今日この頃です。
ヨルダンに来て3ヶ月。日々の生活の中いろんなアラブ人に会って話をする機会があるのですが、そんな中で感じるアラブ人の日本人に抱く印象について紹介したいと思います。結論から言って日本人に対する印象は非常に良いです。
その一番の理由としては、日本製品に対する高い評価が上げられます。ヨルダンは日本同様に自国に資源が乏しく様々な国々から多くのものを輸入しているのですが、そんな中で日本の自動車や電化製品などは高性能で壊れにくくすばらしいと言ってくれます。
他にも日本のアニメなどのカルチャーであったり、空手などの伝統武道であったり、様々なことが理由としてあるようです。しかし、やはり戦後の焼け野原からの経済的な発展と日本製の質の高さが最大要因であるようです。そんな日本、日本人が過去から現在において様々な問題を抱える中東でこれからも果たす役割は大きいのではないか、自分もやるべきことがあるのではないかと思う今日この頃です。
2015年4月17日金曜日
アブ・ダルウィーシュモスク
@アブ・ダルウィーッシュモスク
休日の金曜日に久しぶりにアンマン観光をしてきました。活動の関係などで任地のザルカから頻繁にアンマンに上がるのですが意外と観光していなかったのでこの機会にいろいろまわってみました。その中で前から気になっていた白黒の個性的なアブ・ダルウィーッシュモスクへ。ダウンタウンを囲む山の上方にありレインボー通りからダウンタウンへ降りていく途中、遠くに見ることができます。
地球の歩き方にはセルビス(白い乗り合いタクシー)で行けるとのことだったので、それを参考にモスクのある山の麓あたりからセルビスに乗り10分程で到着。一見遠くにあるように見えますが歩きでも無理なく行ける場所です。実際に近くで見ると他のモスクとは配色やデザインが全く違いとてもユニークでその周囲にはレストランやお店もあり一息つくことができます。
そしてもう一つ、このモスクの裏手から歩いて下っていくとダウンタウンを一望できる見晴らしのよい場所にでます。そこからは遠くに巨大なヨルダン国旗がはためくのが見え、ダウンタウンの石造りの建物が一望でき一見の価値アリです。このモスクとダウンタウンの眺めは一緒に楽しむのがお勧め。
休日の金曜日に久しぶりにアンマン観光をしてきました。活動の関係などで任地のザルカから頻繁にアンマンに上がるのですが意外と観光していなかったのでこの機会にいろいろまわってみました。その中で前から気になっていた白黒の個性的なアブ・ダルウィーッシュモスクへ。ダウンタウンを囲む山の上方にありレインボー通りからダウンタウンへ降りていく途中、遠くに見ることができます。
地球の歩き方にはセルビス(白い乗り合いタクシー)で行けるとのことだったので、それを参考にモスクのある山の麓あたりからセルビスに乗り10分程で到着。一見遠くにあるように見えますが歩きでも無理なく行ける場所です。実際に近くで見ると他のモスクとは配色やデザインが全く違いとてもユニークでその周囲にはレストランやお店もあり一息つくことができます。
そしてもう一つ、このモスクの裏手から歩いて下っていくとダウンタウンを一望できる見晴らしのよい場所にでます。そこからは遠くに巨大なヨルダン国旗がはためくのが見え、ダウンタウンの石造りの建物が一望でき一見の価値アリです。このモスクとダウンタウンの眺めは一緒に楽しむのがお勧め。
2015年4月11日土曜日
上がらないモチベーション
@ザルカ教育局第2
任地に派遣されて約2ヶ月。いまいち活動に対するモチベーションが上がらない日々を過ごしています。これはまだ4月なのに5月病でしょうか。冗談はさておきなぜやる気が出ないのか自分なりに分析してみました。気づいた問題点を今後改善していき状況を打破していきたいです。
●目的意識: もともと活動に対してやる気が欠如している
●倦怠期: 任地の環境にも慣れてきて一時的にやる気を失っている
●語学力: コミュニケーションや授業をする上で語学力が不十分であること
●ストレス: 知り合いのいない地域での一人暮らし、気晴らしをする手段が少ない
●プレッシャー: 学校巡回も始まり、各校で求められる活動しなければという意識
●不安感: 明確な理由のない不安感、そこから発生するネガティブ思考
問題要因をあげだすときりがないですが、これらから来るモチベーションの低下を改善するために必要なこととは何か?結局のところ「とりあえずやってみる」そこに尽きると考えられます。その為に必要なことは・・・
●数をこなす: 簡単なものでも活動を実践して回数をこなすことで流れを作る
●時間制限: 授業内容などを作成する上で準備期間や考える時間を持ちすぎると思考が泥沼化するのであえて時間を制限して短期集中し無駄を省く
●余暇活動: 気分転換やストレスの発散、人間関係の構築、新しい発見など任地での生活や活動を充実させる上でとても大切
任地に派遣されて約2ヶ月。いまいち活動に対するモチベーションが上がらない日々を過ごしています。これはまだ4月なのに5月病でしょうか。冗談はさておきなぜやる気が出ないのか自分なりに分析してみました。気づいた問題点を今後改善していき状況を打破していきたいです。
【問題点】
●倦怠期: 任地の環境にも慣れてきて一時的にやる気を失っている
●語学力: コミュニケーションや授業をする上で語学力が不十分であること
●ストレス: 知り合いのいない地域での一人暮らし、気晴らしをする手段が少ない
●プレッシャー: 学校巡回も始まり、各校で求められる活動しなければという意識
●不安感: 明確な理由のない不安感、そこから発生するネガティブ思考
【改善点】
問題要因をあげだすときりがないですが、これらから来るモチベーションの低下を改善するために必要なこととは何か?結局のところ「とりあえずやってみる」そこに尽きると考えられます。その為に必要なことは・・・
●数をこなす: 簡単なものでも活動を実践して回数をこなすことで流れを作る
●時間制限: 授業内容などを作成する上で準備期間や考える時間を持ちすぎると思考が泥沼化するのであえて時間を制限して短期集中し無駄を省く
●余暇活動: 気分転換やストレスの発散、人間関係の構築、新しい発見など任地での生活や活動を充実させる上でとても大切
2015年4月4日土曜日
死海マラソン
@10kmレーススタート地点(死海近辺)
今回自身は先輩協力隊員の活動する障害者施設の子ども達の伴走協力で10kmコースに参加しました。国際的なマラソン大会ということもあり、自分たちも含め数多くの外国人の姿が見られ新鮮な感じで、マスメディアも入り大々的に開催されていました。
そしていよいよスタート。10kmを伴走相手の男の子と走りました。とても元気のある子で勢いよくダッシュして疲れて歩き、またダッシュするという走り方を繰り返しすので追いかけるのが大変。それでも普段施設で過ごすことが多い為かとても楽しそうに走っているので伴走しがいがあります。
終盤にはさすがに疲れが出たのか歩き続けたため最後尾近くに。最終的には後ろから来た救急車にゴール前まで乗せてもらってのゴール。なんとか参加メダルももらうことができ良い思い出になったと思います。来年は個人的に50kmのウルトラレースに参加しようと思います。
2015年3月29日日曜日
学校巡回開始
@マリカ・ラニア女学校
日々教育局でこれからどうなるのだろうかと暇を持て余していた矢先に突然始まった学校巡回。ザルカ教育局からバスで約20分の郊外にある生徒数約1200人の女学校から環境教育の要請があり一週間ほど足を運んでいます。
この学校には環境クラブがあり、新聞やペットボトルなど廃材を利用したリサイクル工作が盛んなようで今回新しい工作のアイディアを求められたわけですが、自分自身それほどネタを持ち合わせていなかったので開始早々苦戦しています。ひとまず新聞紙を使ったリサイクル工作にチャレンジしているのですが、初めての授業ということもありなかなか難しいです。
主に女生徒約20人を対象にパートナーとなる先生2名と共に教えるのですが、まず語学力不足から説明などがうまくできなかったり、生徒たちはとても元気で積極的ですがそれ故にまとまらなかったり、それ故に時間がオーバーしたりといった状況です。自分の至らなさを痛感する日々で開始早々挫折気味ですが、これから2年間活動するわけでこんなところでつまずいている場合ではありません。なんとか気を取り直してがんばります。
日々教育局でこれからどうなるのだろうかと暇を持て余していた矢先に突然始まった学校巡回。ザルカ教育局からバスで約20分の郊外にある生徒数約1200人の女学校から環境教育の要請があり一週間ほど足を運んでいます。
この学校には環境クラブがあり、新聞やペットボトルなど廃材を利用したリサイクル工作が盛んなようで今回新しい工作のアイディアを求められたわけですが、自分自身それほどネタを持ち合わせていなかったので開始早々苦戦しています。ひとまず新聞紙を使ったリサイクル工作にチャレンジしているのですが、初めての授業ということもありなかなか難しいです。
主に女生徒約20人を対象にパートナーとなる先生2名と共に教えるのですが、まず語学力不足から説明などがうまくできなかったり、生徒たちはとても元気で積極的ですがそれ故にまとまらなかったり、それ故に時間がオーバーしたりといった状況です。自分の至らなさを痛感する日々で開始早々挫折気味ですが、これから2年間活動するわけでこんなところでつまずいている場合ではありません。なんとか気を取り直してがんばります。
2015年3月22日日曜日
ヨルダンの交通事情
@ムジャンマ・ラガダン
ヨルダンでの生活で欠かせないのがバス。市内線や市外線、長距離高速バスなど路線が充実しています。そんな日本でも馴染みのバスですがここヨルダンのシステムは日本のように時刻表があって時間が着たら発車するというものではなく、基本的にバスが乗客で一杯になったら出発します。その為、すぐ出発するのかまた何十分も待たなければいけないのか、時間帯や路線によってその都度違います。
その為、急いでいる時などは目的地への到着時間が読めないのが難点ですが、このアバウトなシステムにも慣れてきました。これからいろんな路線を利用してバス網を攻略したいです。ちなみにバス内では女性が乗車してきた際に座席が一杯だと男性が席を譲り、また女性の隣には極力男性は座らないように配慮するなど、レディーファーストが行届いているのには驚きました。
ヨルダンでの生活で欠かせないのがバス。市内線や市外線、長距離高速バスなど路線が充実しています。そんな日本でも馴染みのバスですがここヨルダンのシステムは日本のように時刻表があって時間が着たら発車するというものではなく、基本的にバスが乗客で一杯になったら出発します。その為、すぐ出発するのかまた何十分も待たなければいけないのか、時間帯や路線によってその都度違います。
その為、急いでいる時などは目的地への到着時間が読めないのが難点ですが、このアバウトなシステムにも慣れてきました。これからいろんな路線を利用してバス網を攻略したいです。ちなみにバス内では女性が乗車してきた際に座席が一杯だと男性が席を譲り、また女性の隣には極力男性は座らないように配慮するなど、レディーファーストが行届いているのには驚きました。
2015年3月18日水曜日
ヨルダンのゴミ事情
ヨルダンに来て約2ヶ月。環境隊員ということもあり、この国のゴミ事情について触れてみようと思います。日本では比較的ペットボトルやビン、缶といったものやゴミの分別回収が当たり前になっていますが、この国ではそうではありません。
基本的に生ゴミから金属まであらゆるゴミをひとまとめにして棄ててしまいます。町の所々に大きなコンテナがあり、そこに家庭から出たゴミを投棄していくわけですが、回収される前には写真のとおりゴミであふれています。それを清掃員(主にエジプト人)が掃除して回収する。ゴミ回収のシステムは日本のそれと同様ですが、このゴミはどこに行くのでしょうか?
聞くところによるとヨルダンのゴミ処理は基本にダンピング(埋め立て)だそうです。毎日毎日大量のあらゆるゴミが3R(Reduce/Reuse/Recycle)されることなくまとめて埋められている。これもこの国のやり方、文化だと言ってしまえばそれまでですが改善の必要性はありそうです。
2015年3月15日日曜日
教員向け環境ワークショップ
@ハシミーヤ女学校
3月7日(土)に自身の任地ザルカで環境教育ワークショップが開催されました。このワークショップは各地域の学校教員に向けて環境教育の知識やアイディアを紹介するもので、以前にジェラシュとサルトでも開催され、ここザルカでの開催が今年度の最終回になります。プレゼンなどは英語が得意な先輩隊員2人と通訳のナショナルスタッフがほとんど行い、自身はカメラマン。
ただひたすらワークショップの様子を写真に収めていました。まだまだ駆け出しでこれくらいのことしかできないのが残念で、任地のザルカ入ったものの何もできていない毎日で地域の状況もつかめていない状態です。何ははともあれ、あせらず地道に活動していきたいです。
2015年3月8日日曜日
アラブなピクニック
@サルト山間部
快晴で絶好の外出日和の金曜日にアウトドアアクティビティーに参加しました。場所はヨルダン北部の歴史的町並みが広がるサルト県はずれの山岳地域。山や川、オリーブの木々がある自然豊かな地域で開催されたのですが、当初ピクニックと聞いていたのですが、川の中を歩いたり、崖からロープで下ったりとアグレッシブなピクニックでした。参加者も予想以上にたくさんいて楽しい人ばかりでした。
それにしてもアラブ人はとても無邪気。川で濡れてもお構いなし、全力で楽しんでいる姿は見ていて気持ちが良かったです。ちなみに写真を撮るのがとても好きなようでそこら中で撮っていました。半日を通して様々な人々と交流し充実した一日でした。また機会があれば参加したいです。
快晴で絶好の外出日和の金曜日にアウトドアアクティビティーに参加しました。場所はヨルダン北部の歴史的町並みが広がるサルト県はずれの山岳地域。山や川、オリーブの木々がある自然豊かな地域で開催されたのですが、当初ピクニックと聞いていたのですが、川の中を歩いたり、崖からロープで下ったりとアグレッシブなピクニックでした。参加者も予想以上にたくさんいて楽しい人ばかりでした。
それにしてもアラブ人はとても無邪気。川で濡れてもお構いなし、全力で楽しんでいる姿は見ていて気持ちが良かったです。ちなみに写真を撮るのがとても好きなようでそこら中で撮っていました。半日を通して様々な人々と交流し充実した一日でした。また機会があれば参加したいです。
2015年2月28日土曜日
活動開始
@ムジャンマ・カディーム(ザルカ)
2月の半ばにヨルダンの首都アンマンより東に車で約30分の工業都市ザルカに派遣されたわけですが、教育局に入って学校巡回で環境教育を行う予定ですが、まだまだ何もできてなく、またどうしたらいいのかも分からず手探りな状態です。とりあえずまずは任地になれる為に自分が所属している文化芸術活動局のスタッフと話したりお茶を飲んだりと交流する日々を過ごしています。
それはさておき、まだ来て間もないこともあり、知らないことが多いですがひとまず言えることはとにかくゴチャゴチャしています。バス乗り場周辺は人が行き交い、活気があるというか騒々しいというか落ち着かない印象です。ヨルダンで2、3番目に大きな都市ということもあり、ザルカ県外地域へのバス路線が多く交通の便は意外と良さそうです。そんなまだまだ未知のザルカに少しずつ慣れる様に努めたいです。
2月の半ばにヨルダンの首都アンマンより東に車で約30分の工業都市ザルカに派遣されたわけですが、教育局に入って学校巡回で環境教育を行う予定ですが、まだまだ何もできてなく、またどうしたらいいのかも分からず手探りな状態です。とりあえずまずは任地になれる為に自分が所属している文化芸術活動局のスタッフと話したりお茶を飲んだりと交流する日々を過ごしています。
それはさておき、まだ来て間もないこともあり、知らないことが多いですがひとまず言えることはとにかくゴチャゴチャしています。バス乗り場周辺は人が行き交い、活気があるというか騒々しいというか落ち着かない印象です。ヨルダンで2、3番目に大きな都市ということもあり、ザルカ県外地域へのバス路線が多く交通の便は意外と良さそうです。そんなまだまだ未知のザルカに少しずつ慣れる様に努めたいです。
2015年2月21日土曜日
任地ザルカへ引越し
@ジャバル・ターリク
ヨルダン派遣後、首都アンマンでの一ヶ月弱の語学訓練を経てようやく任地のザルカに引っ越しました。新居は仕事場の教育局からバスで約30分の住宅街のアパートですが、リビング、キッチン、バスルームはもちろんのこと、寝室が2つでダブルベッドありととても贅沢な住環境です。さらに大家さんがとても優しく至れり尽くせり。
しかしながら、ザルカは誰に聞いても汚い危ないなどあまり良くない反応が返ってくるので生活する上で少し心配です。とりあえず住めば都ということで2年間ここでの生活や活動にがんばりたいと思います。
ヨルダン派遣後、首都アンマンでの一ヶ月弱の語学訓練を経てようやく任地のザルカに引っ越しました。新居は仕事場の教育局からバスで約30分の住宅街のアパートですが、リビング、キッチン、バスルームはもちろんのこと、寝室が2つでダブルベッドありととても贅沢な住環境です。さらに大家さんがとても優しく至れり尽くせり。
しかしながら、ザルカは誰に聞いても汚い危ないなどあまり良くない反応が返ってくるので生活する上で少し心配です。とりあえず住めば都ということで2年間ここでの生活や活動にがんばりたいと思います。
2015年2月16日月曜日
海抜以下でのホームステイ
@ゴール・マズラー
ヨルダンに来て一ヶ月以上過ぎた2月中旬、ヨルダン南部のゴール・マズラーに2泊3日のホームステイに行ってきました。この地域は首都アンマンとの標高差が1400mもあって世界一標高が低い場所でもあります。その為、冬でも気温が高く暖かいので過ごしやすいですが、夏になると気温が50℃近くまで上がって死ぬほど暑いそうです。この一帯は山と砂漠と農地が広がり、近くには有名な死海があります。
実際ここで2つ日間過ごしてみて、ホストファミリーを始めアラブ人たちがとてもフレンドリーで面白く、楽しかったのですが語学力不足でコミュニケーションをとるのに一苦労しました。しかしこの濃厚なホームステイを通してアラブやイスラム文化への理解が深まりました。
ヨルダンに来て一ヶ月以上過ぎた2月中旬、ヨルダン南部のゴール・マズラーに2泊3日のホームステイに行ってきました。この地域は首都アンマンとの標高差が1400mもあって世界一標高が低い場所でもあります。その為、冬でも気温が高く暖かいので過ごしやすいですが、夏になると気温が50℃近くまで上がって死ぬほど暑いそうです。この一帯は山と砂漠と農地が広がり、近くには有名な死海があります。
実際ここで2つ日間過ごしてみて、ホストファミリーを始めアラブ人たちがとてもフレンドリーで面白く、楽しかったのですが語学力不足でコミュニケーションをとるのに一苦労しました。しかしこの濃厚なホームステイを通してアラブやイスラム文化への理解が深まりました。
2015年2月1日日曜日
おいしいアラブ食
約一ヶ月間の語学訓練の合間に首都のアンマン市内を観光したり現地の料理を食べ歩いている今日この頃。アラブのパン「ホブズ」やヒヨコマメをペースト状にした「ホンモス」、同じくヒヨコマメをすり潰して油であげた「ファラーフェル」、羊肉と米の料理「マンサフ」、肉と野菜を薄い小麦生地でロールしたファーストフード「シュワルマ」など庶民の味がたくさんあり、且つどの料理もとてもおいしのではまっています。
これなら食事には困らなさそうですが、基本的に料理に油がたくさん使われているので食べすぎには注意が必要です。またアラブでよく飲まれるトルココーヒーには香辛料のカルダモン、砂糖がたくさん入っていてちょっと苦手です。ちなみにヨルダンではなぜかペプシコーラが大人気でどこにでも売ってます。せっかく協力隊として2年間ヨルダンで暮らすので自分でもアラブ料理に挑戦してみたいと思います。
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