各校の夏季休暇が6月中旬に始まり約2ヶ月。今年は例年より一週間ほど夏休みが延びた為、9月より次学期が始まります。夏季休暇時期には教育局での仕事も激減するらしく皆のんびりと毎日を過ごす中、自身も同様に仕事が無い日々。せっかくなので休暇をもらって同期隊員達と旅行に行ったり、任国外旅行に行ったりと休暇を楽しみました。
しかしながら暇が有り余るのも考えもの。毎日が長く感じられ閉塞感を感じてしまいます。そんな中、新しい隊次の人たちもヨルダンに着任しこれからは自分も先輩になるわけでいろいろがんばっていかねばなりません。また現在ヨルダンに来て約8ヶ月。活動報告書2号と活動計画書を作成する時期に差し掛かりました。というわけで参考までに作成した活動報告書2号を掲載します。
ボランティア活動報告書(2号)
報告書要約
①活動計画の説明
全体目標を配属先が管轄する地域の環境活動の活性化とし、その為の活動として環境教育の実施が進んでいない学校には環境教育についての理解を促し活動を定着させること。また環境教育を既に何からの形で実施している学校にはさらに活動の活性化を促す取り組みを行うこと。この二つを大きな柱とした活動計画を策定した。
②活動計画策定に向けた配属先との意見交換
自身が作成した活動計画案をもとにカウンターパートと協議。その上で計画書のフォーマットや内容を変更し自身とカウンターパートが情報を共有できるような形をとることで、自身が活動計画の中で重視している「管轄地域の全学校巡回」と「モデル校の定期巡回」、「教材の配布」などについて理解を得られた。③配属先の動向
現在学校が休暇中ということもあり活動は特に変化無し。組織体制は8月の人事異動で新しい局長が配属となった。また確定ではないが9月以降にカウンターパートが異動する可能性がある。④受入国の人々との交流
以前と変わらず戦後の経済成長や質の高い工業製品などから日本及び日本人に対して良いイメージを持たれていると感じる。最近は地域住民や日本を学ぶ学生との交流も増えてきた。また現地NGOとの関わりも持つ機会もあり、今後活動の幅が広がりそうである。⑤その他特記事項
日本と受入国の違い、受入国の生活習慣、受入国の食事、旅行、任地の特産品、他事行との連携、任地での広報活動について。1、活動計画の説明
また前学期でいくつかの学校を巡回したことで学校によって環境活動の取り組みに差が大きくあることが分かり、それらを踏まえて今後の活動では環境教育の実施が進んでいない学校には環境教育についての理解を促し活動を定着させること。
また環境教育を既に何からの形で実施している学校にはさらに活動の活性化を促す取り組みを行うこと。この二つを大きな柱とした。
そしてこれらを実現させる為の活動として、ザルカ教育局管轄地域の全学校の訪問と授業の実施、その中からモデル校を選出し定期巡回を実施、教員や地域住民の環境意識や知識の向上を目的としたワークショップの開催、環境教育の授業案やアイディア集の策定と全校配布などを計画した。
配属先及びカウンターパートとの意見交換についてまず始めに前期学校巡回などから得られた情報を元に活動計画案を策定しカウンターパートに提出。
その上で協議、アドバイスをもらうなどしたのだが活動計画のフォーマットと内容がカウンターパートにとって分かり難かった為活動計画表のフォーマットを変更し、内容を簡略化して情報共有を行った。
その上で今後の活動計画において自身が重視している「管轄地域の全学校巡回」と「モデル校の定期巡回」、「教材の配布」などの活動について理解を得られた。
6月から9月までは学校が夏季長期休暇にあり活動は休止中である。そういったこともあり配属先の環境教育に対するニーズや活動の方向性に変化は特にない。
配属先の組織体制についてだが8月に人事異動があり新しい局長が配属になった。また確定ではないが現在の自身のカウンターパートである活動局の女性職員が9月以降に異動になる可能性がある。
しかしながら、日本人を始中国人や韓国人などアジア人が皆同様に見えるようで頻繁に中国人に間違われることが多々ある。
また偶然出会った教育関係の仕事をしている人の会社にお邪魔する機会があり、ワークショップに参加した。今後もこの会社の活動に定期的に参加する機会が得られそうであり、環境教育とは違った活動が広がる可能性がある。
そしてこれらを実現させる為の活動として、ザルカ教育局管轄地域の全学校の訪問と授業の実施、その中からモデル校を選出し定期巡回を実施、教員や地域住民の環境意識や知識の向上を目的としたワークショップの開催、環境教育の授業案やアイディア集の策定と全校配布などを計画した。
2、活動計画策定に向けた配属先との意見交換
その上で協議、アドバイスをもらうなどしたのだが活動計画のフォーマットと内容がカウンターパートにとって分かり難かった為活動計画表のフォーマットを変更し、内容を簡略化して情報共有を行った。
その上で今後の活動計画において自身が重視している「管轄地域の全学校巡回」と「モデル校の定期巡回」、「教材の配布」などの活動について理解を得られた。
3、配属先の動向
6月から9月までは学校が夏季長期休暇にあり活動は休止中である。そういったこともあり配属先の環境教育に対するニーズや活動の方向性に変化は特にない。
配属先の組織体制についてだが8月に人事異動があり新しい局長が配属になった。また確定ではないが現在の自身のカウンターパートである活動局の女性職員が9月以降に異動になる可能性がある。
4、受入国の人々との交流
① 配属先など任地の人々の日本や日本人に対する意識
第一号報告書の時と変わらず、現地の人々はフレンドリーな方々が多くよく声をかけられコミュニケーションをとる機会が多々ある。また日本の戦後の経済成長や自動車などの工業製品に対する評価が高く、日本及び日本人に対する印象は非常に良い。しかしながら、日本人を始中国人や韓国人などアジア人が皆同様に見えるようで頻繁に中国人に間違われることが多々ある。
② 受け入れ国の人々との交流
最近は定期的に交流をもつ人もでき食事に招かれたり、一緒に出かけたりと交流を深めている。特に日本語教師隊員の勧めで日本語を学びたい学生と語学交流を始め、週末に会い一緒に食事をしたり出かけたりする中でお互いに言語や文化を教えあっている。その為、以前よりさらにアラブ社会に対する理解が深まった。今後も継続的に交流を続けていきたい。また偶然出会った教育関係の仕事をしている人の会社にお邪魔する機会があり、ワークショップに参加した。今後もこの会社の活動に定期的に参加する機会が得られそうであり、環境教育とは違った活動が広がる可能性がある。
5、その他特記事項
① 日本と受入国の違い
違いとして顕著な部分は宗教観。日本で馴染みの仏教は多神教であり、ヨルダンのイスラム教は一神教であることからその観点の違いを強く感じる。また改宗を勧められることが多々ある。② 受入国の生活習慣
イスラム教が生活の中心である為、一日5回のお祈りは仕事中であれ優先して行われる。また6月から7月にかけてのラマダン月には断食が行われ、日中は飲食を一切しない。この月は日本で言うお正月のようなものであり、神聖でおめでたいこととされている。③ 受入国の食事
一般的に、食事はホンモス、マンサフ、マクルーベなどといった伝統的な料理が食される。油を多く使った料理が多く、また紅茶やコーヒーにはたくさんの砂糖を入れる習慣があるためか肥満の人が多い。④ 旅行
ヨルダン国内には観光資源が多くある。有名なペトラ遺跡を始とした遺跡群や唯一紅海に面したリゾート地のアカバ、世界で一番標高の低い死海など様々である。その為観光客も多く見受けられる。⑤ 任地の特産品
任地のザルカは工業都市であることもあり、特産品というものは見受けられない。