2015年11月3日火曜日

教育局配属のジレンマ

@ザルカ教育局活動課

環境隊員の活動は主に学校を巡回して環境についての授業をするというものである為、学校を管轄している教育局に配属されます。そして自分が配属されているのはザルカ第2教育局の活動課。実際に活動する学校にではなく、教育局に配属されていることで頭を悩ませる問題があります。



それは何かというと、活動課の職員が自身のカウンターパート(CP:国際協力の場において、現地で受け入れを担当する機関や人物)になるわけなんですが、学校からの書類の手続きを始とした事務仕事が主になっていて、当然のことながら学校で授業を行なう立場にはありません。その為、一緒に活動を行うことができずなかなか十分なサポートを得られないという問題があります。

また、この様に自身の仕事とCPの仕事が別なので、サポートしてもらおうとすれば必然的にCPの仕事を増やす形になってしまう為、ものを頼みづらい状況が生まれてしまいます。CPにお願いしてやってもらうことと言っても、学校からの環境教育の要請があった時のスケジュール管理やイベント実施するうえでの各校への要請書の作成などに留まってしまうのが現状です。



この様な状況にある為、いつも活動を実施する段階で行き詰ってしまうことも多々ありまます。前学期は学校からの活動要請が多く頻繁に学校巡回をしていたのですが今学期になって激減。CPも忙しく外回りも多くなかなか自身の活動について相談したりするタイミングがありません。

その為、教育局に出勤したものの勤務時間の8時から15時までやることが無く一日をどうやり過ごすかでよく頭を悩ませるのですが、人間やっぱり慣れるものでうまく乗り切れるようになります。(そこをうまくなっても仕方が無いですが・・・) 出勤してひとまず職員の人たちと挨拶をし雑談、しばらくするとパソコンを開いてメールチェックに返信、環境教育の資料作りや情報収集、業務外の活動の準備、ちょっと息抜きにネットサーフィンなどなど、生産性があるようで無いような。



この様に最近なかなか困った状況になっています。今までとは状況が変わってしまっているので打開していかなければなりません。その為に必要なことは、まずは何とかして学校巡回に行き、そこで先生とのコネクションを密にし継続的に巡回に行けるようにすることです。

CPが忙しくて時間が取れない為、当たり障りの無い範囲で独自に活動のネットワークを作っていかなければなりません。CPには無理の無い範囲で必要な事務処理やマネジメントをしてもらう程度に留めるようにして、主に学校の先生と協同するといったやり方にシフトしていきたいと思います。その為にまずは自分から積極的に働きかけをしていく必要があります。12月になると学校がテスト期間に入って巡回できなくなる恐れがあるのでこの11月が勝負です。