まず授業のクラス編制について。中級メンバーと上級メンバー混合で15名ずつの2クラスに分けられ、午前の部(9〜12時)か夜間の部(17〜20時)で授業が進行(教授は同じ)。そして午後の時間帯(13〜16時)で従来のスピーキングとライティングの授業が入る形で毎日トータル6時間の授業があり、それ以外の時間は課題に追われると言った感じでした。風の噂で聞いていた通りかなり厳しく、案の定睡眠時間を削らざる負えませんでした。
次に授業内容について。6月8日から23日の2〜3週間の短期間で国際関係学のクラスを受けつつ、論文やプレゼン課題をこなすというまさに詰め込み教育で、授業スタイルは主にディスカッション方式。教授の講義に加え、毎日クラスメイトの誰かが事前に割り当てられた国際関係学に関する論文内容についてプレゼンし、それに対してクラス全体でフィードバックをするといったものでした。日本とは全く違う授業スタイルやスピード感ですが、英語力があって背景知識を持ち合わせているクラスメイトは授業も課題もうまくこなしていてさすがでした。
一方、自分の場合は英語力と国際関係学の背景知識不足でことさらにきつかったです。授業中に先生やクラスメイトが話している内容が全く言っていい程理解できず、課題論文をいくら読んでも頭に入らず。結局、さんざん時間をかけたあげく意味の分からない論文を書きプレゼンをするあり様。授業内容を理解できないまま授業がどんどん進んでいき、課題に追われて分からないままのことが山積みになって、さらに理解できない状況に陥るという悪循環。まさにマスタークラスの洗礼を受けた一ヶ月でした。
国際関係学は6月で終わり、7月からは比較政治学の授業に切り替わります。このプログラム中で一番きついと言われる時期もあと一ヶ月。そこを乗り切り、最低限の成績を納めることができれば8月からコスタリカの University for Peace(UPeace)に行くことができるのですが、それすらも怪しい今日この頃です。
ちなみに、6月半ばにAPS10期生がコスタリカの国連大学を修了して、フィリピンに帰ってきました。残り半年、フィリピンでのプログラムを経て晴れて修了となります。そんな先輩達と直接交流していろいろ情報交換ができるのはAPSプログラムならではです。