2015年10月31日土曜日

ヨルダン渓谷とぺラ遺跡

@ぺラ遺跡

休日の土曜日、北部都市イルビッドの隊員に誘われてペラ遺跡に行ってきました。この遺跡はヨルダン北西部、ヨルダン渓谷にあるローマ遺跡です。かつての都市国家デカポリスの一つでアレキサンダー大王の故郷。場所はイルビッドのムジャンマ・ゴールというバス停留所からバスで約40分かけてマシャーレアという地域へ、そこから車で10分程行った山間にあります。

ジェラシュやウンムカイスなどのローマ遺跡に比べ知名度は低く、アクセスもそれほど良くないですが自然豊かな場所で、山の上からは遠くにパレスチナを眺めることができ、山頂にはお酒を飲める施設もあるそうです。今回は数名の隊員と地元の人たちと一緒に訪れ観光やバーベキューを楽しみました。こういった楽しみ方ができるのは地域に根ざした活動をしている協力隊ならでは。これからも現地の人々と積極的に交流していきたいと思います。

2015年10月25日日曜日

久々の雨模様

@ジャバル・ターリク

最近ヨルダンは雨模様。晴天の日がほとんどのヨルダンですが、10月を過ぎた頃から曇ったり雨がぱらついたりと時折不安定な天候になります。そして今日は久々の大雨、教育局でいつもながらに手持ち無沙汰な時間を過ごしていると外が暗くなり雷鳴が轟きどっと集中豪雨に。日本でならそこまで問題にならない大雨もここでは軽く洪水になります。

ヨルダンは道路などの水はけ悪いようで雨が降ると行き場を失った雨水が道路上を流れて川のようになります。その為雨の日の外出は一苦労、水溜りや流れを避けながら進まなければ足元がびしょびしょに。雨水対策にインフラ整備の必要性を感じますが、基本的には雨が降らない気候なのでそこまで気にならないのでしょうか。とりあえずこの季節は雨が多いのでは長靴が必要です。

2015年10月20日火曜日

イスラムの六信五行

@ジャバル・ターリク

イスラムを理解するうえで非常に重要となるのが六信五行です。ヨルダンでの生活も10ヶ月近く経ちました。そして日々の生活の中で当然のことながら様々なムスリム(イスラム教徒)と接するわけですが、改めて思うのはこの六信五行への理解の大切さです。

これらをある程度理解していないと、知らず知らずにムスリムの人たちに失礼な言動をとって不愉快な思いをさせてしまいかねません。そこで自身の再認識の為、これからムスリムと接する機会のある人たちの参考に六信五行について書いてみました。

2015年10月11日日曜日

アンマンマラソン

@ラガダンブリッジ前

10月9日(金)、Run Jordan主催の4大マラソンの一つ、アンマンマラソンに参加しました。マラソン大会への参加は前回の死海マラソンに続いて2回目になります。レース内容はフル42.195km、ハーフ21km、10km、子どもの部の4レース。そして今回自身が参加したのはハーフ21kmです。

コースはアンマンのダウンタウン内にに作られた一周10kmのコースを2周(フルは4周)して会場兼ゴールとなっている遺跡ローマ・シアターへ。10kmレースはコースが異なります。レースは午前中に行なわれたのですが、その間ダウンタウン周辺地域は全面通行止めに。実際に走ってみてのコースの印象は、全体的に緩やかなアップダウンはありましたが比較的走りやすかったです。

しかしながら、10kmを過ぎた辺りから左足が痛くなってきて終盤にはほとんど走れない状態になり、結局完走に2時間半以上かかってしまいました。やはり日々しっかり練習して体を長距離走に慣らしておかないといけません。ハーフだからといってちょっと甘く見ていました。次回12月のアカバマラソンに向けて、また地道に練習していきたいと思います。

2015年10月7日水曜日

久々の学校巡回

@アル・マワーケブ女子校

新学期になっても学校巡回を始めることができずにいた今日この頃。活動課の部長とカウンターパートの計らいで、ようやく新学期初の学校巡回をしてきました。お邪魔した学校はアル・マワーケブ女子校。実はこの学校、自身の所属であるザルカ教育局の管轄外の学校で本当は巡回できないところなのですが、こっそり2日間だけ行かせてくれました。その2つ日間で下級生から上級生まで7クラス(1クラス20~30人)にひとこま40分の授業を行ないました。



①日本紹介
パワーポイントを使って日本の場所や人口など基本情報を紹介し、出身地である香川県の自然や食、文化などについての写真を交えて紹介。最後に日本でよくあるリサイクルボックスを見せて説明し環境教育への導入としました。

②分解年数クイズ
新聞や空き缶、瓶などが自然になくなるのにどれくらいの期間必要かについてのクイズ。飽きてしまわないように少なめの4~5問程度に設定。どの生徒も積極的に手を上げて発言してくれるので、うまく参加型で実施できたと思います。

③動画視聴
以前、環境隊員と写真隊員で協力して作成したアル・ガバーウィー最終処分場の動画教材を視聴。字幕つきで自分たちが捨てたゴミが最終的にどの様に処理されるかを見てもらいました。クラスにもよりますが概ね皆静かに集中して見てくれていました。

④グループワーク
2~3グループに分かれてもらい、用意した大きな模造紙にゴミ問題に対してやその為に自分たちができることなどについて意見を書いてもらい。後で生徒や教員たちの目に触れられるように校長先生に学内での掲示をお願いしました。



授業を久しぶりに実施してみてやはり語学力不足を強く感じました。うまく説明しきれない、話が聞き取りきれない、書いてい内容を理解しきれないなどそう簡単にはいきません。同席してくれた先生の助けがあってこそ授業を行なうことができました。授業を実施するうえで自身の語学力をいかに教材などで補うか、いかに先生とうまく協力するかが当然のことながら重要だと再確認しました。

そしてなにより、今までいろいろ頭の中であれこれ考えて授業案を練ってきましたが、やはり実際に考えたことをやってみないと相手からの反応も分からないし、改善すべき点も見えてこない。そんなことを改めて思う2日間でした。それにしても予定は未定、どんなに活動計画を練ったところで予定通りうまくは運ばないものです。