2015年7月26日日曜日

活動のこれまでとこれから


ヨルダンに来て半年経ちました。この間は任地での生活や活動に慣れ、そこでのニーズを探りその後の活動予定を練る期間でもありました。そして現在、残り一年半の任期(学期休みの期間を考慮すると実質12ヶ月)で行う活動を具体的に計画していく時期に差し掛かりました。というわけでこれまでの活動から得られた経験や情報を整理して、今後の活動予定を組んでみようと思います。

2015年7月20日月曜日

アル・ハラバート遺跡

@アル・ハラバート遺跡

ゴミと工場ばかりだと思っていた任地のザルカにもアル・ハラバートという遺跡がありました。ザルカの市外のずっと外れ、バスで約30分以上かかる郊外にある小さな遺跡です。バスを降りて住宅街を抜けたところの小高い丘の上にぽつんとあり少し場所が分かりにくいです。

しかしながら遺跡に行ってみると、大きなクレーンがあり復旧作業がされているのでしょうか。比較的きれいな状態でした。内部のモザイク画の状態も良く見ごたえがあるのではないでしょうか。個人的にはヨルダン内にある様々な遺跡を既に訪れていたこともあり、あまり目新しさは感じられなかったと言うのが正直なところです。

また道中にかつてのハンマーム(浴場)の遺跡も見られるなど、工業都市ザルカにも観光スポットがいくつかあるということに少し驚きました。アンマンに次ぐ大都市であるザルカにはまだまだ知られていない名所がありそうです。今後も探索していきたい思います。

2015年7月18日土曜日

大砂漠ワディラム

@ワディラム

ラマダン明けの7月中旬にヨルダンの観光名所の一つの「ワディラム」に行ってきました。ここはヨルダン南部、サウジアラビアとの国境が近い峡谷地帯で広大な砂漠が広がっています。

この名前には「月の谷」という意味があり、それに見合うすばらしい自然や景色が広がっています。今回この場所に先輩隊員主催のツアーで数十名のボランティアやJICA関係の方々と1泊2日の観光旅行で訪れました。

アンマンからバスに揺られること約5時間、到着したワディラムでまずはジープツアーに参加し、砂漠地帯を車で走り、時折岩場を登ったり、峡谷を歩いたりと砂漠の自然を満喫し、その後サンセットを見るために岩場でしばらく散策しました。

日が傾くにつれ、砂漠の色が次第に変化していく様がきれいで、日没後には光が一切無い砂漠では星が降ってきそうなほど輝いていました。この様に日常では感じられない光景ばかりで感動です。また現地住民のベドウィンの方々の食事を頂き、ベドウィンテントに泊まるなど貴重な体験もでき、是非また訪れたい場所の一つになりました。

2015年7月15日水曜日

ヨルダンのゴミ処理事情

@ジャバル・ターリク

ラマダン明けの7月半ば、ヨルダンの環境教育隊員&写真隊員でアル・ガバーウィー最終処分場の視察が行なわれました。自分はというとその頃、任国外旅行中でヨルダンに不在だった為、残念ながら視察には参加できず。しかしながらその時に撮影した写真や動画で環境教育用に動画やパネルを作成したので、後からいろいろヨルダンのゴミ処理事情を知ることができました。

アル・ガバーウィー最終処分場は首都アンマンの郊外にあり、アンマンやザルカのゴミが収集車によって運ばれてきます。その量は処分場職員の話によると2600t/日、ラマダン月になると3000t/日にも及ぶとのこと。それ程大量のゴミがほとんど分別されることなくまとめてダンピングサイトに埋め立てられているのが現状で、このペースで埋め立てを行なうと20年後には処分場が一杯になってしまうそうです。

また処分場では埋め立てしたゴミから浸出する汚水やメタンガスの発生。ゴミの中から有価物を回収してそれを販売して生計を立てるウェストピッカーによる施設備品の盗難などの問題もあります。メタンガスについては今後ガスをエネルギーとして再利用するプロジェクトも進行中でヨルダンにおいてはかなり先進的な処分場とのこと。

しかしながら今後、人口が増加し続ける中で日々大量のゴミを排出し続ける状況が続くといつか処理能力が限界に達し破綻してしまうでしょう。そうならない為にもゴミを資源として再利用するシステムや分別回収など行政的な施策。そして自身の活動である環境教育などによる市民の意識改革や啓発。これらハードとソフト両面への働きかけが必要です。それに対してどの様に取り組んでいくべきか。課題は山積です。

2015年7月3日金曜日

お洒落市場ジャラスーク

@ジャラスーク

休日金曜日の日暮れにお洒落な屋外マーケット、ジャラスークに行ってきました。夏季期間限定で毎週金曜日の20:00から22:00まで、ジャバルアンマンにあるレインボーストリートの一画にオープンするフリーマーケット。伝統的なお土産からお洒落な雑貨、絵画など様々なお店が出展したくさんの観光客で賑わいます。日本で最近流行のマルシェの様な雰囲気です。

出店されているお店で様々な雑貨を見たり買ったりして楽しむだけでなく、たまにアラブの伝統楽器を演奏する音楽隊がやってきたり、似顔絵を描いてくれるアーティストがいたりと違った楽しみもあるマーケットです。様々なもの一堂に集るのでヨルダンのお土産を買うにはお勧めかもしれません。夏季のヨルダン旅行の再に一度訪れてみてはどうでしょうか。