2015年9月30日水曜日

婚約パーティー、オロス

@オーキッドホテル

イスラム教の祝祭イード・アル・アドハー後半、アラブ人の友人のお姉さんが婚約するということでオロス(婚約パーティー)に招かれ行ってきました。日本で言うところの結婚披露宴といった感じで多くの親族や友人が招かれます。日本との違いは夜間に催される点と音楽とダンスでの盛り上がりのすごさです。

まず新郎新婦が登場して指輪の交換が行なわれたかと思いきやいきなり大音量のダンスミュージックが流れ踊りだします。洋楽からアラブ音楽までいろいろで、時間が経つにつれて取り巻きの人たちもどんどんダンスに加わっていき一時間以上踊り続けていました。ダンスをしながら新郎新婦に挨拶しているようで音楽好きなアラブ人らしさを感じました。

そしてようやくダンスが終わりケーキ入刀。大きなケーキに大きなナイフで入刀します。その後ビュッフェ方式のディナーに移りご歓談。友人の方々と少しお話させて頂いたのですが時間も遅かったので先に失礼させてもらいました。こういったパーティは一般的に深夜まで及ぶそうです。

今回最後までいられなかったのは残念でしたがオロスにはなかなかお邪魔する機会ないので良い経験になりました。アラブの婚約パーティーには他にも様々なスタイルがあるらしく地域や文化によって異なるようなので是非また違った形のオロスに参加できればと思います。

2015年9月25日金曜日

祝祭イード・アル・アドハー

@ジャバル・ターリク

今日からイスラム教における祝祭「イード・アル=アドハー」(犠牲祭)です。毎年イスラム暦の12月10日から始まり、今年は10月24日(木)から27日(日)がそれに当たります。これはラマダーン明けの祝祭「イード・アル=フィトル」よりも長期間であることから大イードとも呼ばれイスラム教にとって最大の祝祭です。

前日には市場では祝祭に合わせて服を新調したり、お祝いの準備などで人があふれ返ります。そしてイード初日の早朝、地域住民は正装してモスクなどに集りイードのお祈りをします。その後買ってきた羊やらくだ、牛などを屠殺して神(アッラー)に捧げ、貧しい人々に配り、余ったものを親族などで分け合って食べます。らくだや牛は非常に高額な為、一般的な家庭では羊を屠殺するようです。

現在借りているアパートの大家さんも毎年一頭か二頭、羊の屠殺を行なっているとのことで今回初めて様子を見学しました。前日に二頭の羊を車の荷台に積んで連れて帰ってきて、イード当日の朝、屠殺をする人(友人?)が数名やって来て家族が集り見守る中、羊が一頭ずつナイフで喉を裂かれ解体されていきました。皆手馴れていて子ども達も毎年のことなので見慣れているといった様子でした。

自分自身、屠殺を見るのはほぼ初めてでショッキングではありましたが、普段口にしている肉はこういった過程を経てきていることを再認識することができました。普段スーパーで肉がパック詰めされた状態で売られていてなかなか生産過程を意識することは少ないと思います。それ故に食物を安易に食べ残したり、捨ててしまうなど食に対して軽率になってしまいやすいのかもしれません。そんなことを考えさせられた一日でした。

2015年9月12日土曜日

ダーナ自然保護区

@ダーナ自然保護区

金曜日と土曜日の一泊二日で他の協力隊員たちと行ってきたのがヨルダン南部にあるダーナ自然保護区。ここはダーナ谷の絶景を見渡すことができる場所でヨルダンの王立自然保護協会RSCNか管理しいていてテントやシャワーなどの設備もありキャンプを楽しむことができます。しかしながらこの日は連日の砂塵の為視界不良で肝心の景色が遠くまで見渡せずじまい。

それでもトレッキングやバーベキュー、星空などを楽しめました。首都アンマンから長時間のバス移動が大変ですが行く価値ありです。ヨルダンは砂漠のイメージが強いですが北部や標高が高い場所には木々が生い茂り、川が流れる場所もあり実はとても自然豊かな国。これからも様々な場所を訪れヨルダンの新たな一面を見つけたいと思います。

2015年9月9日水曜日

砂塵で視界不良

@ジャバル・ターリク

雨がほとんど降らない晴天続きのヨルダンですが、突然砂塵が舞う天気になりました。朝起きた時に窓から黄色い光が差しているのに驚き外に出てみると大気が砂埃で黄色く視界が非常に悪い。太陽光も遮られまるで皆既日食のようです。

これはどうしたものかと教育局に出勤して職員の人たちに聞いてみると、ヨルダンの秋口はこの様な天気になるとのこと。それにしてもすごい砂埃です。外は砂の匂いがし、少し外出しただけで細かい砂が服や鞄について茶色っぽくなり、外に駐車されている車の表面は薄い砂の膜ができていました。

ヨルダンは砂漠気候ということもあり雨が降らず乾燥しすぎると細かい砂が舞い上がるのでしょう。これもまたヨルダンの風物詩といった感じでしょうか。この季節は窓を開けっ放しにして室内が砂まみれにならないよう注意が必要です。

2015年9月1日火曜日

新学期開始&活動計画


例年より約一週間遅れの9月1日より新学期が始まりました。ちなみに日本ではこの時期は二学期ですが、ヨルダンでは一学期になります。教育局への通勤途中、久しぶりに制服姿の子ども達を目にします。子ども達も友達同士久しぶりに再会したのか学校前の通りなどでおしゃべりに夢中になっていました。そして久しぶりに教育局隣の学校から聞こえてくる朝礼での国歌。

これから自身の環境教育の活動も再開です。そしてこの学期が終わればヨルダン生活もちょうど折り返しの一年を迎えます。そういったことからこの学期が自分にとって正念場で後半の活動を左右します。それを踏まえた上で作成した今後の活動計画を紹介します。