2016年4月30日土曜日

英語学習ヒント集

今までに効率的かつ自分に適した英語学習の方法はないかとインターネットなど駆使して調べてきました。その中にはなるほどと思って実践しているもの、自分に合わなくて止めてしまったもの、まだ試してないものなどいろいろありますが、なにより英語学習は継続が鍵。いかに自分が無理なく且つ楽しみながら続けられる方法を見つけるかが重要です。以下、自身の備忘録も兼ねていろいろ書き足しているので参考してもらえればと思います。

2016年4月17日日曜日

環境ワークショップ2016開催

@サルト

残り任期も9ヶ月を切った4月。約一年ぶりに環境ワークショップ(WS)を環境隊員3人で各自の任地において実施しました。今回は、赴任したての前回とは違い企画や準備の段階から関わることができ主体的にWSを実施できました。WSの概要は以下の通りです。


【2016年環境WS】

日程(場所) : 4月5日(ザルカ)、4月7日(サルト)、4月10~12日(アカバ)

対象 : 学校教員、生徒

目的 : 環境教育に対して楽しいイメージを持ってもらう

形態 : 参加型ワークショップ

内容 :
①アクティビティ体験(教員・生徒)
3つの環境アクティビティを実施し体験してもらう

>動物交差点(アイスブレイクゲーム)
ヨルダンやその他地域に生息する動物の写真を参加者の背中に貼り付けて、参加者同士で質問して当てあう
→ ゲーム終了後にそれらの写真の動物が絶滅危惧種であるという情報を伝える

>フォトランゲージ(グループワーク)
各グループに複数枚の写真(いくつかは環境に関連したもの)を配り、その写真を使ってストーリを作り発表する
→ 環境問題に限らず、社会問題を解決する為には因果関係などをイメージする想像力が不可欠であることを伝える

>暗闇のワークショップ
参加者全員に目隠しをし、触覚(ビニール袋)、嗅覚(ゴマ油)、聴覚(ごみ収集車の音)など視覚以外を使ったクイズを実施する
→ 目隠しをはずし答えあわせをする際に、各クイズで使用したものについて環境に関する情報を付加する
例)ビニール袋の自然界での分解年数は20年、20mlの油を魚が住める水質にするには6000L、アンマンとザルカから毎日最終処分場に集められるゴミの量は2600t

②環境教育アクションプラン作成(教員のみ)
学校で現在実施している、まが今後実施したい環境活動について話し合う
→ 参加者一人ひとり環境教育の行動計画を作成し発表する

③環境アクティビティ集&最終処分場DVD提供(教員のみ)
学校で環境教育を実施する上での参考資料として15個のアクティビティを紹介した冊子を作成、昨年7月に最終処分場を視察し環境DVDを作成




今回のWSを通して達成感と共に改善点も多く発見し、何より環境教育の難しさを再確認しました。

ヨルダンにおいては、学校全体ではまだまだ環境教育に対する意識が根付いているわけではなく、数学や英語、社会など基礎科目が優先され環境と言う分野は授業に組み込まれず軽視されがちです。また環境という分野は範囲が広く、自分の裁量次第で自由に活動できる反面、やるべきことが他の職種に比べ明確ではないので、どうしていいのか分からな分からなくなってしまうことが多々あります。

そして環境教育に限らず、教育と言う分野は結果が出るのに長い時間がかかり、またそれが明確ではありません。今回のWSでは環境教育を普及させるに当たり、まずは学校教員や生徒がというイメージを持ってもらうことが大切だと思い、「環境教育=楽しい」をコンセプトに参加型のWSを実施しましました。WS当日は参加者から良い反応をもらうことができましたが、それが結果としてすぐ学校現場に反映されるとは限らず、WS後の学校巡回などを通した地道なアフターフォローも重要です。

そんな、なかなか結果が見えない状況の中で自分自身のモチベーションを維持して活動する難しさもあります。それでもやはり教育や啓発は不可欠なものなので、残りの任期も曲りなりにがんばっていきたいと思います。