2016年3月25日金曜日

定番スイーツ、キナーフェ

@ザルカ

ヨルダンのみならず中東地域の定番スイーツといえばカナーフェ。小麦粉でできた生地の間にチーズを挟み甘く仕上げ、ナッツをトッピングした上にさらに甘いシロップをかけたほんのり温かい激甘スイーツです。上記の写真一切れが約50キルシュ(日本円で約70円)ですが、一切れ食べれば軽く胃もたれます。それでもとても美味しいのでたまに食べたくなるスイーツです。

ヨルダンには、至る所にカナーフェを始めとした甘いスイーツのお店が多く、現地の人がよく街角で食べたりテイクアウトしているのを目にします。中東では基本的に紅茶には砂糖をたくさん入れ、スイーツは激甘、料理にも油をたくさん使用するものが多く、食べすぎ注意なものが目白押しです。その為、長期間中東地域に住む場合は、当然のことながら食事にある程度気をつけたほうが良さそうです。

自分もヨルダンに来て一年以上経ちましたが、特に病気になることも無く、体重の変動もなく一応健康に過ごしています。それでも自身の活動先で出される砂糖たっぷりの紅茶で、砂糖漬けが進んでいる気がしてならない今日この頃です。これから中東に派遣される方は食事にはくれぐれも注意しつつ、美味しい料理を楽しんでもらいたいと思います。

2016年3月17日木曜日

アル・オルドン奨学基金



アル・オルドン奨学基金(以下、オルドン基金)はヨルダン在留邦人有志で運営する非営利団体です。将来を担うヨルダン在住の青少年(大学生・大学院生)の育成およびヨルダンと日本の架け橋となる人材の育成を目的として、1997年1月に設立されました。

在留邦人の知り合いで、向学心があり社会への貢献に意欲的にも関わらず、経済的理由により高等教育を受ける事が困難な学生に対し奨学金を給付しています。




ヨルダンには上記の目的で活動する奨学基金があります。過去の協力隊員によって設立され、かれこれ20年近く続いる団体です。自身もヨルダンに派遣来てまもなく委員会に入りこれまで活動してきました。

現在は、約10名の在ヨルダン日本人(ほぼ協力隊員)で役割分担(委員長や副委員長、会計、広報、採用、ニュースレターなど)して運営しています。現在は2人のヨルダン人学生を支援しています。その主な活動内容としては・・・

【定例会議】
毎月一回オルドン委員で集って定例会議を開いています。イベント企画や会計報告、情報共有などその次期によって議題はは様々です。時々、会議の後に食事に行ったりと和気あいあいとした雰囲気です。

【募金活動】
日本人会総会と日本人会運動会という、在ヨルダン日本人が一同に会する行事が年に一回ずつ開かれるのですが、そこにオルドン委員としてお邪魔して募金活動をさせてもらっています。いつも多くの方々から暖かい支援を頂いており、それが基金運営の大きな助けとなっています。

【採用活動】
年に2回、奨学生の採用時期があり、新しい奨学生の受け入れや現奨学生の継続審査を書類の提出や面接を通して行ないます。奨学生には在ヨルダンの日本人が後見人として付き、奨学生とオルドン委員との仲介役を担っています。

【イベント開催】
年に2回、オルドン基金主催のピクニックや運動会などのチャリティーイベントを開催しています。最近は諸事情により開催ができていませんが、以前のイベントでは多くの方々の参加があり支援者との交流の場となりました。

【ニュースレター配信】
年に2回、オルドン基金の活動状況を報告するニュースレターをメーリングリストで配信しています。採用情報や会計報告、イベント報告、新規委員紹介などを内容でお届けしています。  など



この様な活動をオルドン委員それぞれ活動の合間に行っているので大変な面もありますが、学生の支援や基金の運営などを通して普段の活動とはまた違った経験ができ、また新しい人間関係も広がるのでそういった面白さはあると思います。

しかしながら、最近ヨルダンにやってくる協力隊員の人数も減少傾向でオルドン委員の人数も同じく減少傾向にあります。また新しい奨学生を迎える為にはより多くの支援が必要になるのでファンドレイジングや広報などを改善していく必要性もあったりと、いろいろ課題はありますがこれからも細々と委員同士協力して続けていきたいと思います。