2015年12月23日水曜日

国連平和大学という選択


青年海外協力隊としてヨルダンに来て、もうすぐ折り返しの一年。そろそろ協力隊後の進路を考え準備していく時期に差し掛かりました。そして今、進路の一つとして検討しているのが国連平和大学(University for PEACE)への進学です。この大学の目指しているのは「平和構築に関わる人材の育成」で、キャンパスは中南米の国コスタリカにあります。

MISSION AND VISION
The vision of the University for Peace is to be a forward-thinking, transformational and inspirational educational institution dedicated to the goals of quality teaching, research and service for serving humanity in building a peaceful world. (国連平和大学ホームページより抜粋)

自分自身、紛争解決や平和構築の分野に関心があり、青年海外協力隊において任地の第一志望を中東のヨルダンにした理由もこれに起因します。そして将来的にその分野に進んで行きたいとも考えています。その為、この大学で学んで修士を取ろうという選択肢も考えているわけです。



そもそも、日本国外にいくつもある平和構築を学ぶ大学の中でなぜこの大学なのかと言うと、「ASIAN PEACEBUILDERS SCHOLARSHIP」というアジア人向けの奨学金制度があるからです。これは日本財団が出資しているもので資格を得られれば学費などを全額支給してもらえ、なおかつ入学前に数ヶ月間フィリピンの語学学校で英語の訓練を受けることができる制度もあります。

JICA関係者の中にこの大学を卒業した人もいて、話を聞くところによると青年海外協力隊経験者は比較的行きやすいそうです。自身の経済状況や英語力、キャリアなどを考慮した上で、平和学を学ぶのであればこの大学が最も有力なのではないかと思います。



また、奨学金や入学の手続きにあたり、卒業証明書や履歴書など各種提出書類を準備することはもちろんのこと、それにあわせてTOEFLテストのスコアが必要です。このテストはTOEICテストと違って、専門的な内容を扱っているテストで、かつリーディングやリスニングに加え、スピーキングとライディングと4技能全てを測るテストなので難易度も高いです。

自分自身、学生時代に一生懸命英語を勉強したのですが、その割りに話せません。その為、英語力の向上がある意味一番難問です。しかし将来的に必要となってくるスキルなので地道にがんばっていきたいと思います。