@アンマン市内公園
ラマダン終盤にヨルダンの友人の誘いで孤児の為のチャリティーボランティアに参加してきました。ラマダンはムスリムにとって神聖な月であり、断食を通して貧しく満足に食べられない人々の気持ちを理解するという姿勢も含まれていることから慈善活動も積極的に行なわれます。
午後7時過ぎ、子ども達に提供する大量の食事や水を買い込んだ友人と待ち合わせ、子ども達がいるアンマンの某公園へ。その公園はモスクに併設されたもので、到着したことには約50人の子ども達がボランティアスタッフと一緒に遊んでいるところでした。聞くところによると、ボランティア団体がチャリティーを募って、公園に集った孤児たちにイフタール(日没後、断食明けの食事)の提供を行なっているとのこと。
持ってきた50人分の食事を子ども達はボランティアスタッフに配って、日没後に一斉にイフタール。日中は皆断食をしている為、イフタール中は黙々と飲食します。今回、友人が買ってきたのはマンディーというご飯の上に鶏肉がのったイエメンの伝統料理。そして食事が終わるとボランティアスタッフが前に立ち、子ども達がその後ろに一列に並んでお祈りを行なっていました。その後、ちらかった食事を片付け、再び遊びの時間。子ども達が一箇所に集って歌を歌うなど楽しい時間を過ごした後、9時過ぎに帰宅していきました。
この様なチャリティーに参加する機会も、その国や地域に長く住み現地で友人ができたからそこ。旅行客としてでは経験できないことを経験できるのは本当に貴重です。残り任期半年、交友関係を通してまだ知らないヨルダンの一面を見ていきたいと思います。