具体的にはTOEFL学習において、国連平和大学に出願する上で必要なTOEFLスコアを獲得する為、参考書「Official Guide to the TOEFL」を買いアカデミックなレベルの英語学習を続けてきました。しかしながら、分からない単語や表現だらけで読み取るのも聞き取るのも困難な状況で苦行に近かったです。つまりは試験の為とは言えど明らかに自身の英語レベルを超えた学習方法だったと言わざるを得ません。
そういったことから、現在TOEFLの為の学習からは身を引いています。今一度自身の現在の英語レベルを再確認して、自身に適したやり方を再構築する必要性を感じる為です。そこで今回、改めて自身の英語力を考察して活動計画を作成してみようかと思います。
【英語レベル】
総じて低い水準に留まっている。特に英文法知識の欠落とリスニングとスピーキングにおけるインプットとアウトプット不足が問題と考えられる。それによって言語習得の土台となる基礎ができていない。
- TOEICスコア(大学3年時:590点/協力隊受験時:495点)
大学卒業後はほとんど英語学習をあまりしなかったこともあり、協力隊受験までの約8年でかなりスコアが落ちた。もともとそこまで高いスコアを取れていなかったので致命的。基準としては700点取れれば高校までの英文法や単語が定着しており基礎ができている状態と言える。 - リーディング
簡単な構造や単語の文は、比較的スラスラ読むことができる。ニュース記事や雑誌などやや難しい内容のものになると理解に時間が掛かり、返り読み(英文を日本語の文法に合わせて反対から読む)や頭の中で日本語に訳す癖が出てくる。 - リスニング
簡単な日常会話であればある程度は理解できる。しかしながら話す内容が長文であったり、スピードが早い場合、断片的に単語を聞き取る程度で正確に話の内容を理解するに至らないことが多い。 - スピーキング
簡単な単語や文構造で話すことはある程度できるが、タイムラグが生じやすく反射的に話すことが難しい。まだ日本語から英語に変換して話す癖が抜け切れない。根本的にアウトプットの機会が少ない。 - ライティング
現在、SNS上などで英語を使用する機会が多く、日常の英作文はスムーズにできるようになりつつある。しかしながら、単語や言い回しを調べながら書くことも多く表現の幅はまだまだ狭い。ビジネスメールなどにおいては作成に時間を要する。
【学習計画】
上記を踏まえると、英文法や聞き取り、発音の基礎の再構築が最重要課題である。文法を重点的に学習し、知識レベルから実用レベル(知識をすぐ引き出して自由に使える)まで昇華させること、それと並行してリスニングトレーニングを通して聞き取りや発音、意味取り、ボキャブラリー強化を行なう必要がある。
- 英文法学習(6ヶ月間)
言語学習の基本となるのが文法。まずは文法構造そのものをしっかり理解して使える状態にしないと、その他の学習においてすぐつまづいたり、間違ったアウトプットを続けたりしてしまい効率的ではない。そこで非英語圏の学校などでよく使用されているケンブリッジ大学が出している文法書「English Grammar in Use」を使って半年間、繰り返し徹底的に学ぶ。 - リスニング→シャドーイング
英文法学習に平行してリスニングや発音の練習を集中的に行なう。自分にとって根本的に足りてない部分であり強化する必要性がある。まずは英語の発音記号や発音の仕方など今まで見逃してきた基礎の基礎を身につけ、その上で英会話スクリプト(英語ドラマ、You Tube、TED talksなど)を使いリスニング及びシャドーイングを繰り返し行なう。それに付随してリーディングやボキャブラリーを強化。 - +α
日常にある日本語を英語に置き換えるなどひと工夫する。時間も負担も少なく実施可能で習慣化しやすい。
・海外ドラマや映画などをBGM替わりに流す
・ネットやスマホ言語を英語にする
・日常のメモを英語で取る
・英語で日記を書く など - 学習レベルシフト
基礎が完璧と言えるレベルまで到達したら、ニュース記事のリスニングやリーディングを加えるなど段階的にレベルを引き上げる。
計画としては非常にシンプルなものですが、幅広く細かく設定しても負担になってしまい挫折してしまうのでこれくらい単純化した方が良いかと思います。なにより時間がかかる語学習得において最も重要なのは「継続」することなので、日々の生活の中で自分が無理なく楽しく続けられるように工夫することが大切です。上記の英文法やリスニング学習についてはまた具体的に書きたいと思います。